• NEW

自然と近代国家の物語 --
寺崎陽子 /著   -- 慶應義塾大学出版会 -- 2021.2 -- 22cm -- 148,38p

資料詳細

タイトル アメリカ国立公園の誕生
副書名 自然と近代国家の物語
著者名等 寺崎陽子 /著  
出版 慶應義塾大学出版会 2021.2
大きさ等 22cm 148,38p
分類 629.453
件名 国立公園-アメリカ合衆国-歴史
注記 欧文タイトル:BIRTH OF AMERICAN NATIONAL PARK
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1977年生まれ。2013年、一橋大学大学院社会学研究科地域社会研究専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。研究分野は、文化人類学、アメリカ社会史。現在、公益財団法人トヨタ財団プログラムオフィサー。主な論文に「自然のシンボルと戦争-ルーズベルト政権におけるCCCを事例に」(足羽與志子・濱谷正晴・吉田裕編著『平和と和解の思想をたずねて』大月書店、2010年)等。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:近代国家と自然. 自然の価値と国立公園システムの誕生. 自然のシンボルと戦争. ミッション66と官僚的組織. 物語の法則と組織
要旨 アメリカの国立公園は、「国民の身体的・精神的健康を育む」ことを主要な目的として制度化され、戦時のナショナリズムと結びつきながら開発されてきた。本書では、ラトゥールの近代論とマイヤーの新制度派組織論を手がかりに、官僚的組織としての国立公園局が、社会の変化を背景にいかにして自然を管理してきたのかを描出する。そこから見えてくるのは、「保護」と「利用」というジレンマを抱えながらも、「自然の管理者」として正当性を獲得し、多様な価値を飲み込んでいく“システム”だった。近代以後に生きる人間と自然とのつながりを再考する力作。
目次 序章 近代国家と自然(近代と「二重の分離」;自然と人間の二元論と「単一の自然」;制度と「緩やかな連結」);第1章 自然の価値と国立公園システムの誕生(自然にあこがれて;ミューアの自然保護活動;国立公園局の設立);第2章 自然のシンボルと戦争(自由主義の危機;CCCの発足と国立公園局;自然と愛国の精神;国立公園キャンペーン;レッドウッドが語るもの);第3章 ミッション66と官僚的組織(戦後と国立公園局の「ジレンマ」;エコパーク・ダム建設論争からミッション66へ;ミッション66と組織の制度化;ウィルダネスの意味);第4章 物語の法則と組織(インタープリテーションのはじまり;いくつもの「物語」をつくる方法;自然の解釈と理性)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7664-2723-3   4-7664-2723-8
書誌番号 1113855246
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113855246

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 629.4 一般書 利用可 - 2077403313 iLisvirtual