「宅茲中国」のイメージと現実 -- 東方学術翻訳叢書 --
葛兆光 /著, 橋本昭典 /訳, 佐藤実 /訳   -- 東方書店 -- 2020.12 -- 22cm -- 366p

資料詳細

タイトル 中国は“中国”なのか
副書名 「宅茲中国」のイメージと現実
シリーズ名 東方学術翻訳叢書
著者名等 葛兆光 /著, 橋本昭典 /訳, 佐藤実 /訳  
出版 東方書店 2020.12
大きさ等 22cm 366p
分類 222
件名 中国学
注記 著作目録あり 索引あり
著者紹介 【葛兆光】1950年上海市生まれ。北京大学大学院中国古典文献学専攻を修了後、清華大学歴史系教授、復旦大学文史研究院院長などを歴任。現在、復旦大学歴史系特聘資深教授。主な著作に『中国思想史』全2巻(復旦大学出版社、1998、2000年)、『西潮又東風 晩清民初思想、宗教与学術十講』(上海古籍出版社、2006年)、『想像異域 読李朝朝鮮漢文燕行文献札記』(中華書局、2014年)などがあり、日本で翻訳出版されたものに『道教と中国文化』(坂出祥伸監訳、大形徹・戸崎哲彦・山本敏雄訳、東方書店、1993年)、『中国再考 その領域・民族・文化』(辻康吾監修、永田小絵訳、岩波書店、2014年)がある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「中国」についての歴史論述の再構築. 宋代に顕在化する「中国」意識. 『山海経』、「職貢図」と旅行記における異域の記憶. 思想史としての古地図. 西洋と東洋、あるいは東洋と東洋. イメージの、そして現実の……誰が「アジア」をアイデンティティとするのか. 国家と歴史のはざま. 国境の関所はどこにあるのか. 「西域」から「東アジア海域」へ. 預流、立場、方法
内容紹介 日本が、世界が、更には中国自身が理解し難い「中国イメージ」について、膨大な資料より掘り起こした歴史的叙述及び周辺地域(日本・朝鮮・欧州など)の視点とその交流史から多角的に描き出し、多面的な「中国」理解に対するひとつの方向性を提示する。
要旨 紀元前11世紀に造られた青銅器の銘文が「中国」の初出とされている。爾来数千年、「中国」という言葉には様々なイメージが投影され、膨張し続けている。この、日本が、世界が、さらには中国自身が理解しがたい「中国イメージ」について、膨大な資料より掘り起こした歴史的叙述および周辺地域(日本・朝鮮・ヨーロッパなど)の視点とその交流史から描き出し、多面的な「中国」理解に対する一つの方向性を提示する。
目次 序論 「中国」についての歴史論述の再構築―民族国家から歴史を救済するか、それとも歴史のなかで民族国家を理解するか;第1編 歴史のなかで中国を理解する(宋代に顕在化する「中国」意識―近世ナショナリズム思想の一つの淵源;『山海経』、「職貢図」と旅行記における異域の記憶―マテオ・リッチ来華前後の中国人の異域に関する知識リソースとその変化;思想史としての古地図);第2編 交錯するアジア、東アジア、中国(西洋と東洋、あるいは東洋と東洋―清代中葉における朝鮮と日本の中国に対しての感懐;イメージの、そして現実の…誰が「アジア」をアイデンティティとするのか―清末から民国初頭にかけての日本と中国の「アジア主義」言説について;国家と歴史のはざま―中国の道教と日本の神道および天皇制との関係をめぐる日本の論争を起点として);第3編 アジア理解と中国史の方法(国境の関所はどこにあるのか―一九、二〇世紀交代期における日本の「満蒙回蔵鮮」学の背景から論じる;「西域」から「東アジア海域」へ―新しい歴史世界の形成とその方法および問題);結論 預流、立場、方法―歴史研究の新たな視野を求めて
ISBN(13)、ISBN 978-4-497-22014-1   4-497-22014-1
書誌番号 1113857042
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113857042

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