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【図書】 乱歩とモダン東京

通俗長編の戦略と方法 -- 筑摩選書 --
藤井淑禎 ／著   -- 筑摩書房 -- ２０２１．３ -- １９ｃｍ -- ２３８ｐ

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タイトル 乱歩とモダン東京
副書名 通俗長編の戦略と方法
シリーズ名 筑摩選書
著者名等 藤井淑禎 ／著  
出版 筑摩書房 ２０２１．３
大きさ等 １９ｃｍ ２３８ｐ
分類 910.268
件名 東京都－文学上
個人件名 江戸川　乱歩
著者紹介 １９５０年生まれ。立教大学名誉教授。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代日本文学・文化。著書に『純愛の精神誌』（新潮選書）などがある。（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
内容紹介 １９３０年代の華やかなモダン東京を見事に描いて、読者の憧れをかきたてた江戸川乱歩。都市の魅力を盛り込み大衆の心をつかむ、その知られざる戦略を解明する。
要旨 江戸川乱歩の作品は、戦前の同時代においては「通俗長編」で圧倒的な人気を集めた。『蜘蛛男』に始まる『黒蜥蝪』『魔術師』『吸血鬼』『人間豹』『黄金仮面』のような怪人対名探偵明智小五郎の冒険活劇である。そこには乱歩の密かな戦略があった。大衆読者のあこがれをかきたてるような一九三〇年代のモダン東京の華やかな部分を活写し、見事に作品展開に生かしたのである。これまで研究されてこなかった通俗長編の中に、大衆の心をつかむ仕掛けとしての大東京の描写を読みといていく。
目次 通俗長編と『探偵小説四十年』；あこがれの文化アパート；帝都復興と昭和通り；京浜国道のカーチェイス；遊園地の時代―鶴見遊園と花月園；巨大ランドマークの迷路―国技館；プチホテルの愉楽；モダン文化住宅の新妻；大東京の郊外；“近代家族”の誕生；戦略としての土蔵；乱歩邸が乱歩のものとなるまで
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-01727-7　　 4-480-01727-5
書誌番号 1113861883
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113861883

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