帝国と群衆の近代 --
吉田裕 /著   -- 月曜社 -- 2021.3 -- 22cm -- 413p

資料詳細

タイトル 持たざる者たちの文学史
副書名 帝国と群衆の近代
著者名等 吉田裕 /著  
出版 月曜社 2021.3
大きさ等 22cm 413p
分類 902.05
件名 文学-歴史-近代 , ポストコロニアリズム
注記 文献あり
著者紹介 1980年生。東京理科大学准教授。一橋大学言語社会研究科博士課程後期修了。専門はカリブ文学および思想、文化研究。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:はじめに. 人びとが集まることはなぜ「危険」なのか?. 群衆と共同体、そして不可能な抵抗. 歴史記述、あるいはハイチ革命における友愛の問い. バンドン、脱植民地化の未完のプロジェクト. 植民地主義と情動、心的な生のゆくえ. モーセと抵抗の考古学. 諷刺か、食人主義か
内容紹介 なぜデモや抗議活動の参加者は群衆や暴徒と名指しされるのか。なぜ人が集まると危険とみなされるのか。これらの眼差しの起源を植民地統治に見る。植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民という主体へと肯定的に読み替えたかを辿る。
要旨 なぜデモや抗議活動の参加者は群衆や暴徒と名指されるのか。なぜ人が集まると危険とみなされるのか。本書ではこれらの眼差しの起源を植民地統治にみる。英米文学からカリブ/アフリカ文学までを扱い、植民地出身の知識人が、否定的な群衆像をいかにして大衆や人民、民衆という主体へと肯椎的に読み替えたかをたどる。ジョウゼフ・コンラッド、C.L.R.ジェームズ、リチャード・ライト、ジョージ・ラミング、グギ・ワ・ジオンゴらをめぐる、新たな第三世界文学論。
目次 第1部 群衆(帝国主義)(人びとが集まることはなぜ「危険」なのか?―ポー、ボードレール、コンラッドに見る都市と植民地の群衆;群衆と共同体、そして不可能な抵抗―ジョウゼフ・コンラッド『ロード・ジム』と『ノストローモ』);第2部 大衆(革命と反帝国主義)(歴史記述、あるいはハイチ革命における友愛の問い―C.L.R.ジェームズ『ブラック・ジャコバン』;バンドン、脱植民地化の未完のプロジェクト―リチャード・ライト『カラー・カーテン』);第3部 人民/国民(脱植民地化)(植民地主義と情動、心的な生のゆくえ―ジョージ・ラミング『私の肌の砦のなかで』と『故国喪失の喜び』における恥の位置;モーセと抵抗の考古学―グギ・ワ・ジオンゴ『一粒の麦』のネーションと母性性);第4部 民衆(新植民地主義)(「諷刺か、食人主義か」―グギ・ワ・ジオンゴ『十字架の悪魔』の新植民地主義批判)
ISBN(13)、ISBN 978-4-86503-107-2   4-86503-107-3
書誌番号 1113863904
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113863904

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