久保朝孝 /編, 浅尾広良 /〔ほか執筆〕   -- 武蔵野書院 -- 2021.3 -- 22cm -- 646p

資料詳細

タイトル 危機下の中古文学 2020
著者名等 久保朝孝 /編, 浅尾広良 /〔ほか執筆〕  
出版 武蔵野書院 2021.3
大きさ等 22cm 646p
分類 910.23
件名 日本文学-歴史-平安時代-論文集
著者紹介 【久保朝孝】1950年生まれ。愛知淑徳大学教授(文学部・大学院文化創造研究科)。著書に『紫式部日記論』(武蔵野書院、2020年6月)ほか。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:河内本源氏物語の校訂方法 浅尾広良著. 散佚物語「あまのもしほび」について 浅田徹著. 『源氏物語』研究の遠近法 安藤徹著. 「契り」と「宿世」 乾澄子著. 異界と現実を橋渡す古代物語を読む 井上眞弓著. 紅葉賀の行幸 今井上著. 『狭衣物語』異本系本文の世界 今井久代著. 古典教育から考える、見えない「疫病史」 勝亦志織著. 『枕草子』の〈菖蒲・あやめ草〉 亀田夕佳著. オンライン時代の学会運営とICT活用 河添房江著. 『源氏物語』の終り方 神田龍身著. 『紫式部日記』の成立 久保朝孝著. 早稲田大学図書館蔵富士谷成孚書入れ本『源氏物語』について 栗山元子著. 危機下の「文」の機能とその力 河野貴美子著. 『土佐日記』誤写考 後藤康文著. 中古文学と学習指導要領の改定 小森潔著. 「女」の時間の『とはずがたり』 斎藤菜穂子著. 『栄花物語』〈世の中騒がし〉小考 桜井宏徳著. 『堤中納言物語』「虫めづる姫君」の主人公と女房たち 陣野英則著. 今上帝はなぜ、いつまでも譲位しないのか? 助川幸逸郎著. 『紫式部日記』の歌の場面を読む 鈴木裕子著. 『古今和歌集』の羇旅歌について 鈴木宏子著. 蜻蛉日記における外出と自然賞美 高木和子著. 『大鏡』天変地異に見る歴史認識 高橋麻織著. 扇をさし隠す夕霧 竹内正彦著 ほか17編
内容紹介 2020年は、人類の生存に関わる自然と人為的な脅威が多発した年、危機下の一年として、いずれ回想されることになろう。そのような一年を、総勢42名の中古文学研究者はどう過ごしたのか。この問いに対する回答を研究論文集として一書にまとめる。
要旨 総勢42名の中古文学研究者はこの危機下で何をなそうとしたのか?2020年は、気候変動による甚大な自然災害の多発、新型悪性感染症の世界的蔓延、新自由主義経済が招来する貧富差の拡大、国家・民族・人種間の分断、民主主義の脆弱さの露呈、そして核兵器を中心とする軍事力拡大競争など、人類の生存に関わる自然と人為的な脅威が多発した年、危機下の一年として、いずれ回想されることになろう。そのような一年を、文学に関わる者として我々はどう過ごしたのか。将来そう問われたときに、何と答えるべきか。中古文学研究という場において、我々は何をなし得たのか、あるいは何をなそうとしたのか。本書は、この問いに対する回答を研究論文集として一書にまとめ、広く江湖に提示するものである。
目次 河内本源氏物語の校訂方法―若紫巻を中心として(上);散佚物語「あまのもしほび」について―物語と戦乱;『源氏物語』研究の遠近法―コロナ禍を契機に考える;「契り」と「宿世」―『夜の寝覚』論に向けて;異界と現実を橋渡す古代物語を読む―二〇二〇年の試みから;紅葉賀の行幸―平成の『源氏物語』研究の源流をさぐる;『狭衣物語』異本系本文の世界―「親子の情」に見る改変の論理;古典教育から考える、見えない「疫病史」―『枕草子』における授業実践から;『枕草子』の“菖蒲・あやめ草”―「アンチエイジング」の言葉;オンライン時代の学会運営とICT活用―中古文学会のオンラインシンポジウムを企画して〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-8386-0744-0   4-8386-0744-X
書誌番号 1113864986

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