平安朝文学と漢詩文・仏典の影響研究 --
中野方子 /著   -- 武蔵野書院 -- 2021.3 -- 22cm -- 453p

資料詳細

タイトル 三稜の玻璃
副書名 平安朝文学と漢詩文・仏典の影響研究
著者名等 中野方子 /著  
出版 武蔵野書院 2021.3
大きさ等 22cm 453p
分類 910.23
件名 日本文学-歴史-平安時代 , 中国詩-歴史 , 仏典-歴史
注記 索引あり
著者紹介 お茶の水女子大学文教育学部卒業。同大学院(修士課程)修了。東北大学文学部大学院研究生を経て立正大学大学院(博士課程)修了、博士(文学)。専門は和漢比較文学(仏教含む)、平安朝文学。単著に『平安前期歌語の和漢比較文学的研究』(笠間書院 2005年)ほかがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序論-平安初期の法会と聴き手たち. 『古今集』の身の歌と仏典. 『古今集』の心の歌と仏典. 身と心の歌と仏典. 白居易と唐代仏教. 康秀と尼敬信の歌. 『伊勢物語』五十八段と仏典. 積もれば人の老いとなるもの. 対詠という幻想. 業平の贈答歌と辞世の歌. 『伊勢物語』第九段と岑參「逢入京使」. 『源氏物語』の異言語. 罪なき者としての祈り. 『源氏物語』における哀悼の表現. 髣髴と分明. 面影絶えぬ玉かづらかな. 『伊勢物語』二十四段と孟姜女故事. 大鏡における語り手設定の位相. 『和漢朗詠集』秋「十五夜付月」部における配列. 遡行する時間. かなし. 「べらなり」考
要旨 平安朝文学、漢文学、仏典が交叉し生み出す、複雑な光の饗宴。三稜の玻璃(プリズム)を透過した白色光は、七色の彩となって現れる。古のことばも、三稜の玻璃を通して、これまでとは異なる始原の相貌をもって輝き出すのではないか。業平、貴之、友則、伊勢の和歌や、『伊勢物語』、『源氏物語』を中心とした平安朝文学と漢詩文、仏典という三面のジャンルが交叉し、交響し合う論文集。
目次 第1章 身と心の歌と仏典―『古今集』・『紫式部集』;第2章 『白氏文集』・『古今集』・『伊勢物語』と仏典―浄土思想と『涅槃経』と;第3章 『古今集』・『伊勢物語』と漢詩文;第4章 『源氏物語』と漢詩文;第5章 平安朝文学と中国俗文学;第6章 和漢朗詠集の配列をめぐる問題;第7章 語誌二題
ISBN(13)、ISBN 978-4-8386-0745-7   4-8386-0745-8
書誌番号 1113866312
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113866312

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