マイノリティの言語・記憶・生の実践 -- 広島市立大学国際学部叢書 --
広島市立大学国際学部多文化共生プログラム /編   -- 彩流社 -- 2021.3 -- 19cm -- 421p

資料詳細

タイトル 周縁に目を凝らす
副書名 マイノリティの言語・記憶・生の実践
シリーズ名 広島市立大学国際学部叢書
著者名等 広島市立大学国際学部多文化共生プログラム /編  
出版 彩流社 2021.3
大きさ等 19cm 421p
分類 361.61
件名 少数者集団
内容 内容:世界の中心から周縁へ 田川玄著. シングルマザーの貧困と社会保障 高橋博美著. 日本語母語話者から見た中国手話 飯島典子著. 単数形の「ロシア」から複数形の「ユーラシア」へ 斎藤祥平著. 紛争後の多民族社会における複数言語主義の揺らぎ 大庭千恵子著. 信仰と郷土愛に生きた詩人ブレイモール 大場静枝著. 「ブール文学」は存在するか? 下境真由美著. マイノリティの〈アラブ〉 田浪亜央江著. 地図の余白から 柿木伸之著. ハラスメントとフェミニズム・交差性・歴史認識 ウルリケ・ヴェール著. 「黒い雨」未認定被爆者カテゴリーの構築 向井均著 湯浅正恵著. SDGs時代のマイノリティへ 吉田晴彦著
要旨 パンデミックのような災厄でもっとも深刻な影響を受けるのは“マイノリティ”であるが、国民国家を単位とする国際社会のなかでこそ、彼らは周縁に追いやられている。…そうした時代に先だつテキストを通じ、多様な可能性の存在を想起すること、フィールドに赴き周縁の記憶を聴き取ること、現代国家による“マイノリティ”の線引きによる諸問題を資料から読み解くこと。多様なディシプリンや対象地域から、“マイノリティ”が生きる世界の周縁に目を凝らし、その生きざまを、自らを照らし出すものとして考察する。
目次 第1部 周縁における生の実践(世界の中心から周縁へ―南部エチオピア牧畜民ボラナの近現代史を素描する;シングルマザーの貧困と社会保障―日本とフランスを比較する;日本語母語話者から見た中国手話―その概要、手話から見た中国語学習);第2部 複数の言語/空間をめぐる試作(単数形の「ロシア」から複数形の「ユーラシア」へ―一九三〇年代前半のN・S・トルベツコイの民族観とユーラシア主義の展開について;紛争後の多民族社会における複数言語主義の揺らぎ―北マケドニア共和国における言語使用法をめぐって);第3部 周縁からの言葉の創造―フランスから(信仰と郷土愛に生きた詩人ブレイモール―フランス・ブルターニュ地方の民族主義運動を背景に;「ブール文学」は存在するか?―新しい可能性としての文学);第4部 周縁の記憶から現在を問う―パレスチナと広島(マイノリティの“アラブ”―多文化・多言語の郷土としてのパレスチナ;地図の余白から―記憶の交差路としての広島へ);第5部 周縁からの正義を求めて(エッセー ハラスメントとフェミニズム・交差性・歴史認識;黒い雨 未認定被爆者カテゴリーの構築―原爆医療法制定とその改正過程を中心に;SDGs時代のマイノリティへ―パンドラの箱を開いた人類のゆくえ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-2738-0   4-7791-2738-6
書誌番号 1113867314

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