表記・文字・文献を考えるための17章 --
加藤重広 /編, 岡墻裕剛 /編   -- 勉誠出版 -- 2021.3 -- 21cm -- 416p

資料詳細

タイトル 日本語文字論の挑戦
副書名 表記・文字・文献を考えるための17章
著者名等 加藤重広 /編, 岡墻裕剛 /編  
出版 勉誠出版 2021.3
大きさ等 21cm 416p
分類 811
件名 日本語-文字 , 日本語-表記法
注記 著作目録あり
著者紹介 【加藤重広】1964年生まれ。北海道大学文学研究院教授(言語科学研究室)。専門は日本語学・言語学。著書に『日本語修飾構造の語用論的研究』(ひつじ書房、2003年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:日本語の表記システムとその特徴 加藤重広著. 近・現代小説の片仮名の用法一斑 金水敏著. 古代中国語における漢字の表語現象の諸相 松江崇著. 平安時代の真仮名 乾善彦著. 訓点研究「超」入門 小助川貞次著. 篆隷万象名義における漢文節の意味注記について 李媛著. 図書寮本『類聚名義抄』における掲出語と注文の対応について 申雄哲著. 辞書と文献の比較に基づく定訓論の再検討 白井純著. 明治期における基本漢字文献の諸相 岡墻裕剛著. 『文選』の学習 渡辺さゆり著. 学びの系譜とその豊饒 萩原義雄著. 変体仮名を学ぶ小学生 岡田一祐著. 米国陸海軍日本語学校の漢字教材“kanji Book” 高田智和著. 京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景 笹原宏之著. 「蝦夷記」のアイヌ語申渡文における仮名の用法 佐藤知己著. JIS仮名とUnicode仮名をめぐるいくつかの問題 當山日出夫著. 漢字字体研究と日本古辞書データベースの構築 池田証壽著
要旨 ひらがな・カタカナ・漢字・ローマ字等、世界的にも珍しい多文字種環境を有する日本語。古来、日本人にとって「文字」は、意思疎通のための情報ツールであると同時に、彼我の文化に架橋するための媒体であった。古代から現代までを視野に「書く」「読む」「学ぶ」「残す」という文字の諸機能に着目し、日本語における「文字論」の豊穣な世界を示す初めての一冊。
目次 第1部 言葉をどう書くか(日本語の表記システムとその特徴―日本語の言語学的文字論として;近・現代小説の片仮名の用法一斑―村上春樹『海辺のカフカ』を中心に;古代中国語における漢字の表語現象の諸相;平安時代の真仮名);第2部 文献をどう読むか(訓点研究「超」入門;篆隷万象名義における漢文節の意味注記について;図書寮本『類聚名義抄』における掲出語と注文の対応について;辞書と文献の比較に基づく定訓論の再検討―キリシタン版『落葉集』と『ぎやどぺかどる』を中心として;明治期における基本漢字文献の諸相);第3部 文字をどう学ぶか(『文選』の学習―訓点資料を通して見えてきたこと;学びの系譜とその豊饒―江戸寺子屋教科書往来物資料を中心に;変体仮名を学ぶ小学生;米国陸海軍日本語学校の漢字教材“Kanji Book”);第4部 文化をどう残すか(京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景―「〓」「〓」を中心に;「蝦夷記」のアイヌ語申渡文における仮名の用法;JIS仮名とUnicode仮名をめぐるいくつかの問題;漢字字体研究と日本古辞書データベースの構築)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-38000-9   4-585-38000-0
書誌番号 1113869858

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