一九七〇年への遺書 -- ちくま学芸文庫 --
安田武 /著   -- 筑摩書房 -- 2021.6 -- 15cm -- 297p

資料詳細

タイトル 戦争体験
副書名 一九七〇年への遺書
シリーズ名 ちくま学芸文庫
著者名等 安田武 /著  
出版 筑摩書房 2021.6
大きさ等 15cm 297p
分類 210.75
件名 太平洋戦争(1941~1945)
注記 未来社 1963年刊の再刊
内容紹介 少年期を日中戦争の中で過ごし、大学在学中に徴兵され、ソ連軍の捕虜となって復員した著者が、自らの現在を決定づけた戦争体験とその伝承の難しさを綴る。時に感傷的で非生産的と批判されながらも自らの戦争体験に留まり、その「無念」を問うた書。
要旨 戦争体験の伝承ということ、これについては、ほとんど絶望的である―。少年期を日中戦争の戦時下に過ごし、大学在学中に徴兵され、ソ連軍の捕虜となり復員。異常で圧倒的であり、自らの現在を決定づけた戦争体験とその伝承の難しさについて、戦中派である著者が切々と書き綴る。戦後多くの知識人が、体験を思想化・体系化して後世に伝え、反戦・平和を訴える義務と責任を説くなかで、著者はその「語りがたさ」に固執しつづけた。屈辱や憤り、自責、虚しさ、喪失、死への誘惑…。時に感傷的で非生産的と批判されながらも、断片的で矛盾に満ちた自らの戦争体験に留まり、二十年をかけてその「無念」を問うた書。
目次 序章 なぜ戦争体験に固執するか;1(喪われた世代;学徒出陣のころ;「戦後」はまだ終っていない;「執念」と「信仰」について;私の時計は笑っている;転向・挫折・戦争体験;生者の傲岸な頽廃);2(戦争体験の「伝承」について;追跡者の執念;農民と知識人のあいだ;戦没学生の知性の構造;死者の声・生者の声;サークル『山脈』と持続);終章 一九七〇年への遺書
ISBN(13)、ISBN 978-4-480-51056-3   4-480-51056-7
書誌番号 1113884399
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113884399

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 1階ポピュラー Map 文庫本 210.75 一般書 利用可 - 2070877450 iLisvirtual
都筑 公開 Map 文庫本 210.7 一般書 利用可 - 2076724558 iLisvirtual