「幸福」と「自由」をいかに守るか -- NHKブックス --
岩内章太郎 /著   -- NHK出版 -- 2021.6 -- 19cm -- 313p

資料詳細

タイトル 〈普遍性〉をつくる哲学
副書名 「幸福」と「自由」をいかに守るか
シリーズ名 NHKブックス
著者名等 岩内章太郎 /著  
出版 NHK出版 2021.6
大きさ等 19cm 313p
分類 104
件名 哲学
注記 文献あり
著者紹介 豊橋技術科学大学准教授。1987年札幌生まれ。早稲田大学国際教養学部卒業、同大大学院国際コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(国際コミュニケーション学)。同大国際教養学部助手を経て現職。専門は現象学を中心とした哲学。著書に『新しい哲学の教科書――現代実在論入門』(講談社選書メチエ)、『現象学とは何か――哲学と学問を刷新する』(共著・河出書房新社)、『交域する哲学』(共著・月曜社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 閉塞感ただよう時代、人びとは「自己実現の自由」に飽いて、「小さな幸福」に閉じこもる。だが社会的「自由」を放棄すれば「幸福」も脅かされる。現代実在論からポストモダン思想へ遡り、近代哲学の可能性を捉え直し、真の「多様性」を守るための原理を示す。
要旨 「関係性の充足」と「ソロ充の快楽」を守るために。一世を風靡した「新しい実在論」が狙っていたのは、形而上学と相対主義・構築主義を廃棄することだった。本書は、新しい実在論と構築主義の功績を評価しつつ、哲学的対立を乗り越える原理を現象学の思考に見出す。誰もが共有しうるような「ものの見方・考え方」を、現代社会に合った形へと鍛え直して提出するのだ。個々人のささやかな幸福の追求と、それを支える「自由」―この両方を守るために、哲学史をあざやかに整理して新たな時代の展望を切りひらく、哲学的宣言の書。
目次 第1章 新しい実在論の登場―普遍性は実在する(意味の場の存在論;新しい実存主義 ほか);第2章 構築主義の帰結―普遍性を批判する(構築主義の基礎理論;近代を批判する―多様性と相対性 ほか);第3章 現象学の原理―普遍認識の条件(懐疑から始まる認識問題;現象学的還元―“私”に世界はどう現われているのか ほか);第4章 現象学的言語ゲーム―普遍性を創出する(一般本質学と超越論的本質学;善の原始契約 ほか);終章 もう一度、自由を選ぶ(自由を享受することの疲労について;自由であることに幸せを感じない人びと ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-091269-0   4-14-091269-3
書誌番号 1113887114
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113887114

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公開 Map 104 一般書 利用可 - 2070931446 iLisvirtual