光文社新書 --
岩田規久男 /著   -- 光文社 -- 2021.7 -- 18cm -- 363p

資料詳細

タイトル 「日本型格差社会」からの脱却
シリーズ名 光文社新書
著者名等 岩田規久男 /著  
出版 光文社 2021.7
大きさ等 18cm 363p
分類 332.107
件名 経済政策-日本 , 階層-日本
注記 文献あり
著者紹介 1942年生まれ。東京大学経済学部卒業、同大学院単位取得満期退学。学習院大学経済学部教授などを経て、2013年4月から5年間、日銀副総裁を務める。上智大学名誉教授・学習院大学名誉教授。専門は、金融論・都市経済学。著書に『デフレの経済学』(東洋経済新報社)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 日本しか経験していない長期デフレが根本にある「日本型格差」を縮小し、成長を取り戻すにはどうすればよいのか。日銀副総裁を務めた著者が具体的な政策とともに提言。より生きやすい日本の未来を模索する。
要旨 一九九〇年代以降、日本では格差が広がり続けている。例えば、非正規社員の増加は賃金格差を招き、ひいてはその子供世代の格差も助長している。さらに、世代ごとに受給額が下がる年金制度は、最大六〇〇〇万円超の世代間格差のみならず、相続する子供・孫世代の世代内格差の原因に。所得再分配政策は、高齢者への社会保障に偏っており、現役世代の格差縮小にはほとんど寄与していない。そして、こうした格差はすべて、戦後、世界で日本しか経験していない長期デフレが根本にあり、そういった意味で他国とは異なる「日本型格差」といえる特徴的な格差である。では、この「日本型格差」を縮小し、成長を取り戻すにはどうすればよいのか―。本書では、日銀副総裁を務めた著者が具体的な政策とともに提言。より生きやすい日本の未来を模索する。
目次 第1章 デフレ下で進む少子高齢化と格差の拡大(長期デフレによる日本の経済悪化;綻び始める社会保障制度と賃金格差の拡大;規制緩和とグローバリズムは雇用を悪化させたか);第2章 「日本型格差」の特徴(日本の不均衡な所得の再分配;深刻化する日本の貧困問題;年金制度における世代間格差と世代内格差);第3章 成長を取り戻すデフレ脱却と公正な競争政策(90年代以降、日本の生産性はなぜ低下したのか;労働生産性を引き上げるための正攻法;産業・企業保護政策から公正な競争政策へ);第4章 雇用の自由化と女性が働きやすい環境の整備(労働の効率的配分を可能にする制度改革;就業率を高めるための戦略);第5章 これからの所得再分配政策(新しい所得再分配制度で貧困を減らす;年金制度は世代で閉じる積立方式へ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-334-04550-0   4-334-04550-2
書誌番号 1113891633

所蔵

所蔵は 4 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 Map 332.1/イ 一般書 利用可 - 2071003305 iLisvirtual
公開 332.1 一般書 貸出中 - 2071099981 iLisvirtual
山内 公開 Map 332.1 一般書 利用可 - 2071194577 iLisvirtual
公開 Map 332.1 一般書 利用可 - 2071005626 iLisvirtual