フランスの思考表現スタイルと言葉の教育 --
渡邉雅子 /著   -- 岩波書店 -- 2021.7 -- 22cm -- 246,17p

資料詳細

タイトル 「論理的思考」の社会的構築
副書名 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育
著者名等 渡邉雅子 /著  
出版 岩波書店 2021.7
大きさ等 22cm 246,17p
分類 850.7
件名 フランス語教育 , フランス語-作文 , 論文作法
注記 文献あり
著者紹介 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。コロンビア大学大学院博士課程修了。Ph.D.(博士・社会学)。専門は知識社会学、比較教育・比較文化、カリキュラム学。主著に『納得の構造――日米初等教育に見る思考表現のスタイル』(東洋館出版社、2004年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 国内外で活躍するための必須スキルとされる「論理的思考」。だが実は、「何を論理的・説得的と感じるか」は普遍的なものでない。日や米とも異なるフランスの「論理的思考」と、それが社会的に構築される様相と背景を読み解く。
要旨 「論理的思考」「ロジカル・シンキング」は教育やビジネスでの重要な能力とされる。だが日本の議論で「論理的」であることは、「証拠を示して説得的に語ること」ほどの共通理解しか見いだせない。そして、実はその捉え方は自明なものではない。そもそも、「論理的」とはどういうことなのか。「論理的である」と感じる感覚はどのようにつくられていくのか。フランスでのディセルタシオン(小論文)を核とした言葉の教育を通じて、日本ともアメリカとも異なる「論理的思考」の存在、そしてその形成過程を明らかにする。
目次 第1部 論文構造から生まれる論理と思考法―哲学と文学のディセルタシオン(論文の構造と論理の型―エッセイとディセルタシオン;哲学のディセルタシオンと哲学教育―吟味し否定する方法を教える;文学のディセルタシオンと文学教育―文学鑑賞と論理的思考;ディセルタシオンの歴史);第2部 論理的思考の段階的な訓練―ディセルタシオンを目指した言葉の教育の全体像(小学校で教えられる論理―言語の内的論理と視点の一貫性;中等教育で育まれる論理―「論証」から「弁証法」へ);第3部 判断し行動するための論理―推論する、討論する、合意するための教育(歴史教育―過去の解釈と未来予想に見る推論の型、「合理性」の判断基準;歴史教育の歴史に見る思考法の変遷;市民性教育―合意形成の手続き);フランス社会の“論理”の構築―ディセルタシオンが導く思考表現スタイル
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-002606-2   4-00-002606-2
書誌番号 1113893412
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113893412

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