ユリシーズ伝説と安土城 -- 草思社文庫 --
井上章一 /著   -- 草思社 -- 2021.8 -- 16cm -- 359p

資料詳細

タイトル 南蛮幻想 下巻
副書名 ユリシーズ伝説と安土城
シリーズ名 草思社文庫
著者名等 井上章一 /著  
出版 草思社 2021.8
大きさ等 16cm 359p
分類 210.48
件名 城-日本-歴史 , 日本-外国関係-ヨーロッパ-歴史 , 幸若舞 , オデュッセイア
個人件名 ホメロス
注記 文藝春秋 1998年刊の2分冊
注記 文献あり 年表あり
内容紹介 室町時代から残る芸能「幸若舞」の主人公、百合若大臣。この響きと物語の構成に「ユリシーズ」との関係を感じ取った坪内逍遥は「百合若=ユリシーズ」という説を提唱。はたして起源はギリシヤか九州か。西方への憧れから生まれた幻想の系譜を徹底解明する。
要旨 福岡に室町時代から残る芸能「幸若舞」の主人公、百合若大臣。この響きと物語の構成に「ユリシーズ」との関係を感じ取った坪内逍遙は、「百合若=ユリシーズ」という大胆な説を1906年に提唱する。はたして、起源はギリシャか九州か。勃興する西洋起源説、さらに想像は中央アジアへと広がる。時代を追うごとに変遷してゆく、百合若大臣をめぐる言説の数々。そしてその流れから次第に見えてくる、天守閣論との意外な共通点。西方への憧れから生まれた日本人の幻想の系譜を、膨大な論説を自在に横断し徹底解明する。
目次 第4章 百合若とユリシーズ(海の英雄の物語;起源はギリシアか、九州か;京都へつどう碩学たち;ユリシーズを歓迎した時代;聖徳太子はキリストか ほか);第5章 中央アジアへいたるまで(日本的文化受容の可能性;ユリをあやつるイチジョーたち;転機をむかえた百合若論;民俗と、文献と;国文学の鎖国主義 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7942-2531-3   4-7942-2531-8
書誌番号 1113895883
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113895883

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