祥伝社新書 --
川田稔 /〔著〕   -- 祥伝社 -- 2021.8 -- 18cm -- 268p

資料詳細

タイトル 昭和陸軍七つの転換点
シリーズ名 祥伝社新書
著者名等 川田稔 /〔著〕  
出版 祥伝社 2021.8
大きさ等 18cm 268p
分類 396.21
件名 陸軍-日本-歴史-昭和前期
注記 文献あり
著者紹介 1947年、高知県生まれ。1978年、名古屋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。法学博士。専門は政治外交史、政治思想史。名古屋大学大学院教授などを経て、名古屋大学名誉教授、日本福祉大学名誉教授。著書に『昭和陸軍の軌跡』(山本七平賞受賞)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ…。この見方を著者は否定する。昭和戦前期の7つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、日米開戦に至る道筋を明らかにする。
要旨 陸軍は無策で無謀な日米戦争に突き進んだ―。この見方を、著者は否定する。陸軍は昭和に入ると変質し、一夕会・統制派が実権を握る。彼らは第一次世界大戦後、次なる世界大戦が予想されるなか、それにともなう国家戦略を有していた。しかし、それは刻一刻と変化する国際情勢に対応するなかで変容・転換を余儀なくされ、徐々に日本の選択肢が狭まり、日米開戦に至った。本書は、昭和戦前期の七つの事件や事例を取り上げ、その背後にある陸軍の思想・戦略を検討することで、日米開戦に至る道筋を明らかにするものである。みえてきたのは、今も変わらぬ地政学的条件に縛られた日本の姿であり、抗えない宿命ともいえるものだった。
目次 第1章 柳条湖事件―永田鉄山の戦略構想と一夕会;第2章 五・一五事件―事前に計画を知っていた陸軍中央;第3章 二・二六事件―昭和陸軍を動かした統制派の伸張;第4章 盧溝橋事件―日中戦争は太平洋戦争の引き金ではない;第5章 「時局処理要綱」の策定―欧州大戦と武藤章の戦略構想;第6章 日独伊三国同盟―対米戦争は望まず、されど…;第7章 南部仏印進駐―日米開戦の原因は関特演だった;終章 聖断―昭和陸軍の終焉と日本の限界
ISBN(13)、ISBN 978-4-396-11635-4   4-396-11635-7
書誌番号 1113896550

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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