美と生命の間 --
柴田勝二 /著   -- 勉誠社(制作) -- 2021.7 -- 19cm -- 347,5p

資料詳細

タイトル 谷崎潤一郎
副書名 美と生命の間
著者名等 柴田勝二 /著  
出版 勉誠社(制作) 2021.7
大きさ等 19cm 347,5p
分類 910.268
個人件名 谷崎 潤一郎
注記 年譜あり 索引あり
著者紹介 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程単位修得退学。大阪大学博士(文学)。現在、東京外国語大学名誉教授、梅光学院大学特任教授。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』『〈作者〉をめぐる冒険』『漱石のなかの〈帝国〉』『中上健次と村上春樹』『夏目漱石「われ」の行方』『私小説のたくらみ―自己を語る機構と物語の普遍性』(勉誠出版、2017年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:生命としての美. 騒擾と闇の間. 〈自然〉の牽引. 異性愛への疑念. 〈手ざわり〉のなかの関係. 溶け合う〈大阪〉と〈京都〉. 〈病〉と〈戦争〉の時空. 失われ、連続するもの. 老いに抗う性
内容紹介 谷崎潤一郎が追い求めたものは「美しい女性」なのか?人間の生を衰弱させる近代という時代のなかで、躍動する女性の身体に「いのちの蘇り」を託しつつ、華麗な物語世界を生み出した作家の全容を捉える。
要旨 『痴人の愛』『春琴抄』…華麗な物語世界を通して谷崎が描きたかったのはしたたかに生きぬく女たちの“生きる力”だった。人間の生を衰弱させる近代という時代のなか、耽美主義だけではない、新しい谷崎像を提示する。
目次 第1部 見出される生命(生命としての美―停滞からの脱出;騒擾と闇の間―ちりばめられる遊戯性と『秘密』;“自然”の牽引―『痴人の愛』『吉野葛』における魅惑の在り処);第2部 相対化される近代(異性愛への疑念―『蓼喰ふ虫』『卍』における性愛の形;“手ざわり”のなかの関係―“盲目”を描く世界;溶け合う“大阪”と“京都”―『蘆刈』と日本文化への眼差し);第3部 “滅び”に向きあって(“病”と“戦争”の時空―『細雪』の寓意的表象;失われ、連続するもの―“母”の表象と戦後社会;老いに抗う性―『鍵』『瘋癩老人日記』と生命への希求)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-39003-9   4-585-39003-0
書誌番号 1113897228

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