市場原理妄信が招いた社会の歪み -- アジア発ビジョナリーシリーズ --
レオ・F・グッドスタット /著, 曽根康雄 /監訳・訳   -- 白桃書房 -- 2021.10 -- 21cm -- 225p

資料詳細

タイトル 香港失政の軌跡
副書名 市場原理妄信が招いた社会の歪み
シリーズ名 アジア発ビジョナリーシリーズ
著者名等 レオ・F・グッドスタット /著, 曽根康雄 /監訳・訳  
出版 白桃書房 2021.10
大きさ等 21cm 225p
分類 318.92239
件名 香港-行政
注記 原タイトル:A CITY MISMANAGED
注記 索引あり
著者紹介 【レオ・F・グッドスタット】ジャーナリスト・研究者。英国のオックスフォード大学、マンチェスター大学で経済学を修め1962年に香港に赴任、香港大学で教鞭をとり(64~66年)、後に同大学のアジア研究センターで研究に従事した。1989年に香港政庁のシンクタンクである中央研究組Central Policy Unitの責任者に任命され、1997年の中国返還まで政策提言を行った。2020年4月、82歳で逝去。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 香港民主化運動の底流にある、長く財界におもねり市場原理を過度に重視し続けてきた政府への不満。建物の管理に対する十分な規制がなく、放置された建物が突然崩壊(第3章)。公共住宅政策を放棄し市場任せにしたため、狭小住宅の蔓延止まらず(第4章)。大学定員を増やす代わりに作られた副学士制度。取得しても高卒と同等の資格(第6章)。この他、北京政府・地方政府との複雑な関係管理の失敗を含め(第8章など)、返還後の失政を政府資料・報道から緻密に描写。刻々と進む中国経済のグローバル化・強大化の影響も受けながら苦闘する香港の教訓は、日本および世界も学ぶところが多い。
目次 序章 導入;第1章 基本法:奪われた権利;第2章 公共サービスに見る高官制度の失敗;第3章 脅威にさらされた民間住宅;第4章 不法バラックから「隠れた」スラムへ;第5章 失われた住宅建設予定地;第6章 市場に翻弄される学生;第7章 命の危険;第8章 中国本土をめぐる失政;終章 結論
ISBN(13)、ISBN 978-4-561-91317-7   4-561-91317-3
書誌番号 1113912131
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113912131

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