震災から占領まで --
十重田裕一 /著   -- 岩波書店 -- 2021.9 -- 22cm -- 361,30p

資料詳細

タイトル 横光利一と近代メディア
副書名 震災から占領まで
著者名等 十重田裕一 /著  
出版 岩波書店 2021.9
大きさ等 22cm 361,30p
分類 910.268
個人件名 横光 利一
注記 年譜あり 索引あり
注記 やまなし文学賞・研究評論部門(2022年30回)
著者紹介 1964年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。博士(文学)。大妻女子大学を経て、現職は早稲田大学教授・国際文学館長。自著に『「名作」はつくられる――川端康成とその作品』(NHK出版、2009年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:ドストエフスキー論の翻訳の試み. 典拠の志向性. 被災した作家の表現とメディア. 市場化する文学出版. 「円本」時代の到来と作家の新たな展開. 文学と映画の遭遇. 映画製作を通じて見出される創作の方法. 前衛の文学と映画. 植民地を描いた小説と二つの検閲. 編集される本文. 分裂した本文の軌跡. 作家にとって「国語」とは何か. メディアがつくる「文学の神様」. 「文学の神様」の歐洲紀行. 交錯するメディア検閲. 書き換えられた『旅愁』の本文. 引き裂かれた「微笑」. 占領期日本で出版された書物に見る検閲の痕跡
内容紹介 メディアは作家に何をもたらし、作家はメディアといかに切り結んだのか。近代メディアの隆盛とともに、「文学の神様」にまで昇り詰めた作家・横光利一の軌跡とその苦悩を時代のなかに描き出す。
要旨 関東大震災前後からアメリカ軍による占領期までのおよそ三〇年間、激変する社会の状況と真摯に向き合い、創作活動を続けてきた文学者横光利一。近代メディアの盛り上がりの中、「文学の神様」になった作家の苦悩を鮮やかに浮かび上がらせる。
目次 第1部 習作期から新感覚派時代へ(「文学の洗礼を与へた」書物たち―鏡としての翻訳文学);第2部 前衛の旗手として(「文壇といふ市場」へ―『文藝春秋』『文藝時代』『改造』との関連を中心に;「新しい感性の羅列」―交流する文学と映画);第3部 文学の“神様”の誕生(「共同製作」の場―本文とメディアをめぐる探究;「国語への服従」―拡大するメディアと読者層);第4部 検閲下の葛藤と再生への模索(「明日の小説」のために―占領期の表現と言論統制)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-025474-8   4-00-025474-X
書誌番号 1113912843
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113912843

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