人間讃歌とそのゆくえ --
渋谷治美 /著   -- 花伝社 -- 2021.10 -- 22cm -- 392p

資料詳細

タイトル カントと自己実現
副書名 人間讃歌とそのゆくえ
著者名等 渋谷治美 /著  
出版 花伝社 2021.10
大きさ等 22cm 392p
分類 134.2
個人件名 カント,イマヌエル
注記 和辻哲郎文化賞・学術部門(2022年35回)
著者紹介 1948年静岡県に生まれる。1972年東京大学文学部倫理学科卒業。1978年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。埼玉大学教育学部講師、その後助教授、教授などを経て、2014年埼玉大学定年退職。2015年放送大学特任教授。2019年放送大学定年退職。現在、埼玉大学名誉教授。専攻はカント思想、総合人間学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:カントの純粋統覚と物自体. カントにおける〈身心問題〉の止揚. 『純粋理性批判』「演繹論」の「三つの難問」再考. カント「観念論論駁」再考. 悟性による内的触発の現場を索めて. カント〈実践理性の優位〉の構造と射程. カントと黄金律. カントにおける価値のコペルニクス的転回. カント実践哲学における演繹の戦術転換とその帰趨. カントと愛国心の問題. 〈見える大学〉と〈見えざる大学〉. カント『人間学』の諸問題. カント版〈人づきあいの極意〉. カントの性格論と教育. カントとの対話・始末記
要旨 認識・実践の両面からの“自己実現”論、そして“価値ニヒリズム”へ―カントの人間観から、現代の危機を乗り越える「思考態度」を蘇生する。人間存在に「讃嘆と畏敬」の念を抱き、地上における“最高善”の実現を目指したヒューマニズムの哲学者、カント。価値の全面崩壊=“価値ニヒリズム”に面して徹底的に考え抜いた不屈の思索を解き明かし、危機に直面する現代人のための新たな「人間讃歌」を展望する。“人間学”の視座から問う、50年にわたるカント研究の集大成。
目次 第1部 認識存在論(カントの純粋統覚と物自体;カントにおける“身心問題”の止揚―人間悟性の自己対象化的性格の剔抉へ ほか);第2部 実践価値論(カント“実践理性の優位”の構造と射程―人間にどこまで希望が許されるか;カントと黄金律 ほか);第3部 カントの真意を読む(カントと愛国心の問題―フリードリヒ大王賛美の真意;“見える大学”と“見えざる大学”―または学問論を装ったカントの党派性について ほか);余録 カントとの対話三題(カント版“人づきあいの極意”;カントの性格論と教育 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7634-0984-3   4-7634-0984-0
書誌番号 1113916784
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113916784

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