床呂郁哉 /編   -- 京都大学学術出版会 -- 2021.11 -- 23cm -- 362p

資料詳細

タイトル わざの人類学
著者名等 床呂郁哉 /編  
出版 京都大学学術出版会 2021.11
大きさ等 23cm 362p
分類 389.04
件名 文化人類学 , 技術
注記 索引あり
著者紹介 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。博士(学術)。文化人類学、東南アジア研究。主な著作に、『越境-スールー海域世界から』(岩波書店、1999年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「わざ」の人類学のための序章 床呂郁哉著. 「カメラの眼」と「肉体を持った眼」を往還する 丹羽朋子著. 奏でるわざと聴くわざ 吉田ゆか子著. 身体変容の「わざ」としてのコスプレ 床呂郁哉著. 反復なき反復としてのわざ 染谷昌義著. ポイエーシスとテクノロジーの狭間で 久保明教著. 河川改修における「伝統」工法とは何か 祖田亮次著. 時間と「わざ」 森下翔著. 原子力マシーン 内山田康著. 災害への「備え」におけるコンテンツ化と翻訳 木村周平著 渡辺知花著. チンパンジーの生の技法としての「文化」 西江仁徳著. 他種を真似るわざ 奥野克巳著. わざの対象が人間からわざを引きだす 卯田宗平著. 動物と人間 檜垣立哉著. 類人猿の森林を歩く 黒田末寿著
要旨 技術とはテクノロジーだけを意味しない。歩く、座るなどの平凡な行為も、神経、筋肉、骨格等、身体の機能と運動を統合する「わざ」があってはじめてなし得る。人にとって「わざ」とは、限りなく広く深い。身体運動、狩猟採取から、コスプレ(身体変容)、暦(時間認識)、料理、藝術鑑賞、土木技術そして原子力まで、気鋭の論客たちが、既存の技術論を越え、人とその社会の本質に「わざ」から迫る。身体、技術、環境など、現代人文学の主要なテーマ全てに示唆を与える意欲作。
目次 「わざ」の人類学のための序章;第1部 「わざ」と身体の再構築―世界と身体を結びなおす(「カメラの眼」と「肉体を持った眼」を往還する―「映像のフィールドワーク・ラボ」の試みから;奏でるわざと聴くわざ―バリと日本におけるガムラン音楽から考えるわざの連関;身体変容の「わざ」としてのコスプレ―アート/テクノロジーを越えて;反復なき反復としてのわざ―動作の哲学から浮かび上がるわざの本性);第2部 「わざ」のブリコラージュ―「近代/伝統」を越えて(ポイエーシスとテクノロジーの狭間で―家庭料理における「手作り」の変容;河川改修における「伝統」工法とは何か―「技術」と「わざ」のあいだ;時間と「わざ」―インドネシア・イスラーム社会における暦の同時性をめぐる一問題についての試論;原子力マシーン;災害への「備え」におけるコンテンツ化と翻訳―日本の国際協力における研修と応用の観察から);第3部 脱人間中心主義的な技術論の可能性―人間と動物における「わざ」(チンパンジーの生の技法としての「文化」;他種を真似るわざ―擬態と模倣);第4部 新たな「わざ」論へ向かって―哲学と霊長類学からの視点(動物と人間―わざ論の視角から;類人猿の森林を歩く―方法から「自然のほほえみ」へ)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0375-4   4-8140-0375-7
書誌番号 1113922062
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113922062

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