23件の暗黒裁判 --
吉弘光男 /編, 宗岡嗣郎 /編   -- 九州大学出版会 -- 2022.2 -- 21cm -- 301p

資料詳細

タイトル 犯罪の証明なき有罪判決
副書名 23件の暗黒裁判
著者名等 吉弘光男 /編, 宗岡嗣郎 /編  
出版 九州大学出版会 2022.2
大きさ等 21cm 301p
分類 327.6
件名 刑事裁判-日本 , 冤罪
著者紹介 【吉弘光男】九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学(1988年)/久留米大学法学部教授。著書に「『合理的疑いを超える証明』に関する一考察」、内田博文先生古稀祝賀論文集『刑事法と歴史的価値とその交錯』所収(法律文化社、2016年)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 刑事訴訟法は、「犯罪の証明があった」ときにのみ、有罪判決において「刑の言渡し」ができ、「犯罪の証明がないときは、判決で無罪の言渡しをしなければならない」と規定する。しかし日本の刑事裁判実務では「自由心証主義」が過度に重視され、現行法上の有罪判決の前提である「犯罪の証明」が軽視されてきた。その結果、「裁判官の自由な判断」により誤った有罪判決を生み出す「暗黒裁判」が後を絶たない。本書では、23件の裁判を分析することで、人権を無視した裁判実務の実態や裁判官が誤判を犯す原因を明らかにし、冤罪の防止策を提言する。
目次 プロローグ 松橋事件が教えるもの;1.0. 暗黒裁判の原点;2.0. 死刑再審事件の明暗;3.0. 暗黒裁判を基礎づけた最高裁・田中コート;4.0. 暗黒裁判は収束していない―今も続いている調書裁判;エピローグ 恵庭殺人事件―再審無罪判決を求める
ISBN(13)、ISBN 978-4-7985-0323-3   4-7985-0323-1
書誌番号 1113938690

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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