アジア遊学 --
高橋悠介 /編   -- 勉誠社(制作) -- 2022.1 -- 21cm -- 273p

資料詳細

タイトル 宗教芸能としての能楽
シリーズ名 アジア遊学
著者名等 高橋悠介 /編  
出版 勉誠社(制作) 2022.1
大きさ等 21cm 273p
分類 773.08
件名 アジア-雑誌 , 能楽 , 宗教
内容 内容 : 能をめぐる宗教的環境/能に描かれる宗教空間(除魔・結界の呪法と芸能, 春日若宮と能楽, 謡曲≪絵馬≫管見, 能≪巻絹≫に描かれた熊野の神仏) ; 能作品と仏教説話/唱導/要句(韋駄天説話の源流と変容, 能≪安字≫の説話的考察, 能≪海士≫の構想, 能≪重衡≫の表現と思想, 能における宗教関係語句一斑, 【COLUMN】「狂人走れば不狂人も走る」攷) ; 能楽論・能作品と教説の間(世阿弥と如来像, 能≪芭蕉≫の構想と草木成仏説, ≪求塚≫の堕地獄と論理, 【COLUMN】術婆伽説話の生成と展開) ; 謡曲注釈学の黎明期(【COLUMN】『江口本聞書』, 吉田兼右・兼見の謡曲註釈と『謡抄』)
要旨 寺社文化圏や唱導との関わりの中から、多くの作品が生み出されてきた能楽。能作品には、中世の寺社のありようや信仰、学問、宗教文化が反映されているが、その宗教的な背景は、未だ充分に明らかにされていない部分が多い。中世日本の宗教的な知は、どのように能楽に流れ込み、作品世界を形成していったのか。能作品や能楽論の中の仏教や神祇に関わる面を掘り下げることで、宗教芸能としての能楽について考えるとともに、能を通して、室町の宗教文化の一端を明らかにする。
目次 1 能をめぐる宗教的環境/能に描かれる宗教空間(除魔・結界の呪法と芸能―「翁」の成立環境と、その近隣;春日若宮と能楽―若宮臨時祭、法楽能、祈雨立願能をめぐって ほか);2 能作品と仏教説話/唱導/要句(韋駄天説話の源流と変容―唐宋代の諸伝承と律学受講の場を視点に;能“安字”の説話的考察―文字を買う話と男装の論理 ほか);3 能楽論・能作品と教説の間(世阿弥と如来蔵―「離見の見」の内包するもの;能“芭蕉”の構想と草木成仏説 ほか);4 謡曲注釈学の黎明期(吉田兼右・兼見の謡曲註釈と『謡抄』―『謡抄』前史の謡曲註釈と吉田神道)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-32511-6   4585325115
書誌番号 1113944092
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113944092

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