伊藤潤一郎 /著   -- 人文書院 -- 2022.2 -- 20cm -- 328p

資料詳細

タイトル ジャン=リュック・ナンシーと不定の二人称
著者名等 伊藤潤一郎 /著  
出版 人文書院 2022.2
大きさ等 20cm 328p
分類 135.5
個人件名 ナンシー,ジャン・リュック
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1989年千葉県生まれ。早稲田大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、日本学術振興会特別研究員PD(立命館大学)。早稲田大学、流通経済大学、立正大学非常勤講師。専門はフランス哲学。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 現代フランス哲学の巨星ジャン=リュック・ナンシー。共同体論がつとに名高いその思想家は、150余りの著作を残し、2021年惜しくも世を去った。本書でははじめて、50年に及ぶ活動の全体を見据え、共同体論にとどまらないその思考の核心に迫る。鍵となるのは不定の二人称への言表行為。初期の人格主義から、デリダへの接近、主体、共同体、分有といったテーマの発展からキリスト教の脱構築へ。いまだ全貌が明らかではない哲学者に新鋭が挑む。
目次 第1章 人格主義の影―一九六〇年代のナンシーの思考について(一)(ムーニエの人格主義―召命の起源論と人間の目的論との絡み合い;人格主義の批判的継承者としてのナンシー―一九六三年「ある沈黙」);第2章 デリダとの出会い―一九六〇年代のナンシーの思考について(二)(根源的なものとしての差異―一九六六年「マルクスと哲学」;アナーキーな書き込み―一九六九年「注釈」);第3章 言表行為と不定の人称―一九七〇年代の主体論について(カントにおける空虚な主体―『文学的絶対』の主体論;ヌーヴォー・フィロゾフに抗して―『エゴ・スム』をめぐるコンテクスト ほか);第4章 言語から存在へ―一九八〇年代の共同体論について(「分有」という語の登場―一九八二年『声の分有』;存在は言語に先立つ―一九八三年「無為の共同体」 ほか);第5章 意味と投壜通信―不定の二人称への言表行為(意味と意味作用、意味と真理;古名の戦略と人格主義の残響 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-409-03113-1   4-409-03113-9
書誌番号 1113946400

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