ネパールで糖尿病を共に生きる --
中村友香 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2022.2 -- 22cm -- 383p

資料詳細

タイトル 病いの会話
副書名 ネパールで糖尿病を共に生きる
著者名等 中村友香 /著  
出版 京都大学学術出版会 2022.2
大きさ等 22cm 383p
分類 498.022587
件名 医療-ネパール , 医療人類学 , 糖尿病
注記 文献あり 索引あり
注記 樫山純三賞(2022年17回)
著者紹介 日本学術振興会特別研究員(PD)、国立民族学博物館外来研究員。1990年生まれ。2020年、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。博士(地域研究)。第10回育志賞を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 「なんて無知で無教育な人々か」―阿鼻叫喚の病院の待合室、「完全にすれ違った」医師と患者/家族のやりとり、処方も指導も守らない人々が繰り広げる病いをめぐる「脈絡のない」会話―本書に描かれる事例を、ネパールの身体/社会文化に関する予備知識なく読んだ途端、あなたはそう思うだろう。しかしそれは違う。人々にとって痛く辛い経験は、科学の知識体系や検査数値とは別にある。理解し難いその態度は、身体の経験を、“不器用な”配慮の中で、皆とひたすら共有しようとする生活実践なのだ。生物医療が急速かつ無秩序に導入された国で、人々が、「共に生き共に死んできた」間身体的な生き方に、COVID‐19下の私たちが何を学べるか。医療人類学の挑戦。
目次 序章 ネパールの糖尿病患者をめぐる問い;第1章 「壊れている(bigreko)」とは何を意味するか―ネパールにおける生物医療の略史と現状;第2章 病院・薬局での「すれ違い」―生物医療施設における人々の経験;第3章 食事と薬をめぐる身体感覚と実践―経験によりつくられる糖尿病;第4章 病いの不確かさへの対峙と、他者とのかかわり―糖尿病をめぐる会話と関係性;第5章 身体をめぐる交渉―内分泌科専門クリニックの事例;終章 病いの会話と「共に生きる」こと
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0394-5   4-8140-0394-3
書誌番号 1113949344

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 498.0 一般書 利用可 - 2072141116 iLisvirtual