坪井秀人 /編   -- 臨川書店 -- 2022.2 -- 22cm -- 368,3p

資料詳細

タイトル 戦後日本の傷跡
著者名等 坪井秀人 /編  
出版 臨川書店 2022.2
大きさ等 22cm 368,3p
分類 210.76
件名 日本-歴史-1945~ , アジア(東部)-歴史-1945~
注記 欧文タイトル:The Tears of Post‐War Japan
著者紹介 国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授(日本近代文学・文化史)。著書に『二十世紀日本語詩を思い出す』(思潮社、2020)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:身体としての戦後日本そしてその傷跡 坪井秀人著. 傷痍軍人の語る「傷跡」 市川遥著. 生者を傷つける死者との回路 葉暁瑶著. 宮尾登美子の満州体験と帝国の傷跡 ニコラス・ランブレクト著. 台湾先住民を日本人にさせる殖民暴力とその傷跡の分有 中村平著. 移動者たちの「在日朝鮮人文学」 宋恵媛著. 「留用」と「引揚げ」 解放著. 在韓被爆者支援と文学 川口隆行著. 脚本家水木洋子と戦後社会派映画再考 キツニック・ラウリ著. 母の死とオリンピック 鳥羽耕史著. レイプの位相と男性セクシュアリティ 高榮蘭著. 戦争記憶を民話として継承するということ 髙畑早希著. 完結する物語、完結しない声 田村美由紀著. 中野重治「雨の降る品川駅」の同時代史 黒川伊織著. “カスバ”とよばれた街 石川巧著. 〈無力なイエス〉と戦後キリスト教界 増田斎著. 全共闘運動の傷跡 小杉亮子著. 日本特殊論とトランプ政治 辛島理人著. 傷を重ねる 奥村華子著. 森崎和江『からゆきさん』 佐藤泉著. 敗戦のトラウマと性的不能、あるいはエロティックな戦争 光石亜由美著. サリドマイド事件の傷跡 ホワニシャン・アストギク著. 妻の崩壊 坪井秀人著. 戦後日本の「ケアの危機」 飯田祐子著. 社会距離という傷跡 美馬達哉著
内容紹介 共同研究会「戦後日本の傷跡」におけるパネル・ディスカッションの報告と議論の成果。〈戦後〉の戦争経験の傷跡を生き続けたアジアと日本の戦後社会を考察した24本の論考を収録する。
要旨 傷跡―いまだ終わらない、完結しない過去、癒しがたく忘却することのできない経験が現在に息づく、現在進行形の語りによってしか語ることの出来ない、過去の時間と現在の時間が交錯する場所。戦争経験の傷跡を生き続けたアジアと日本の戦後社会を考察した24本の論考を収録。
目次 序論 身体としての戦後日本そしてその傷跡;第1部 戦争の傷跡とアジアの中の戦後(傷痍軍人の語る「傷跡」―直井潔の作品とケアの様相をめぐって;生者を傷つける死者との回路―川端康成『虹いくたび』 ほか);第2部 傷の記憶と表象(脚本家水木洋子と戦後社会派映画再考;母の死とオリンピック―古田幸『おかあさんのばか』のメディア展開をめぐって ほか);第3部 戦後民主主義―運動と傷跡(中野重治「雨の降る品川駅」の同時代史;“カスバ”とよばれた街―一九六〇年代の雑誌メディアにおける“釜ケ崎”の表象 ほか);第4部 ジェンダー、生政治と傷跡(傷を重ねる―森崎和江の聞き書きにみる語り/沈黙/無言;森崎和江『からゆきさん』―傷跡のインターセクショナリティ ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-653-04517-5   4-653-04517-8
書誌番号 1113950736

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