精神科病棟開放化レポート --
フランコ・バザーリア /編, 梶原徹 /訳   -- みすず書房 -- 2022.3 -- 22cm -- 344p

資料詳細

タイトル 否定された施設
副書名 精神科病棟開放化レポート
著者名等 フランコ・バザーリア /編, 梶原徹 /訳  
出版 みすず書房 2022.3
大きさ等 22cm 344p
分類 493.7
件名 精神科病院-イタリア
注記 原タイトル:L’ISTITUZIONE NEGATA
注記 文献あり
著者紹介 【フランコ・バザーリア】1924-1980。ヴェネツィアに生まれる。1948年、パドヴァ大学卒業。ゴリツィア県立精神病院、パルマ県立コロルノ精神病院、トリエステ県立精神病院の院長を歴任した。公立精神病院の廃止を定めた1978年のイタリア精神保健法改正の立役者となった、20世紀におけるイタリア精神医学を代表する人物。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 1960年代、イタリア精神保健改革の父フランコ・バザーリアと仲間たちは、ゴリツィア精神病院の閉鎖病棟を開放していった。病棟を開放するとはどういうことか、そのとき一体何が起こるのか。インタビューにより明らかになる、閉鎖病棟開放のドキュメント。
要旨 18世紀末、フランスの精神科医フィリップ・ピネルが精神障害者を拘束する鎖を解いたことが、近代精神医学のはじまりとされている。しかし、本書で語られる20世紀のイタリアの精神科病棟には鉄格子付きの窓があり、患者たちは朝から晩までベッドに縛りつけられ、たとえ中庭に出ることがあっても、今度は木に縛りつけられた。1960年代、イタリア精神保健改革の父フランコ・バザーリアと仲間たちは、ゴリツィア精神病院の閉鎖病棟を次々と開放していった。本書で報告されるのは、ゴリツィア最後の2つの閉鎖病棟の開放化が進められた時期である。“私たちは、状況が危機にあることを肯定する時期に到達している。実践的・科学的意味のすべてで収容所の現実は乗り越えられたが、それが継続的歩みに成りうるかどうかはまだわからない”病棟を開放するとはどういうことか、そのとき一体何が起こるのか―患者をはじめ、医師、看護師ほか、病棟に携わるすべての者たちの証言により明らかになる、閉鎖病棟開放のドキュメント。
目次 第1章 暴力の施設;第2章 治療共同体のイデオロギー;第3章 自治の神話と現実;第4章 伝統的精神科病院の否定;第5章 女子C病棟―最後の閉鎖病棟;第6章 一つの施設矛盾―アルコール病棟;第7章 精神医学の危機と施設矛盾;第8章 施設の転覆と共通目的;第9章 あるインタビュー―社会学的否定
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09072-4   4-622-09072-4
書誌番号 1113952796

所蔵

所蔵は 2 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階自然科学 Map 493.7 一般書 利用可 - 2072197740 iLisvirtual
公開 Map 493.7 一般書 利用可 - 2072161893 iLisvirtual