吉中丈志 /編   -- 京都大学学術出版会 -- 2022.4 -- 22cm -- 561p

資料詳細

タイトル 七三一部隊と大学
著者名等 吉中丈志 /編  
出版 京都大学学術出版会 2022.4
大きさ等 22cm 561p
分類 396.21
件名 関東軍防疫給水部本部 , 日中戦争(1937~1945) , 細菌戦 , 戦争と医学
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 公益財団法人京都保健会理事長。京都大学医学部臨床教授。京都大学医学部卒。主な著作に『いのちの証言・二硫化炭素中毒-ラマツィーニ、現代によみがえれ』(かもがわ出版、2016年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:序章 吉中丈志著. 七三一部隊 楊彦君著 譚汝謙著 西里扶甬子監訳 吉中丈志ほか訳 小泉きみ子ほか訳. 総力戦体制化と満洲国そして石井部隊 山室信一著. 収奪された人体 末永恵子著. 京都大学における戦時下医学研究 小泉昭夫著. 陸軍軍医学校防疫研究報告から見えてくるもの 光山正雄著. 七三一部隊からの帰還 二至村菁著. 今日の医学研究倫理の位置付けと成り立ち 土屋貴志著. 今,医の倫理を問う意味 平岡諦著. 日本軍遺棄化学兵器被害 磯野理著. なぜ,七三一部隊を振り返るのか 南典男著. ヤヌス国家イタリア 福田富夫著. 京都帝大医学部の人骨収集と体質 岡本晃明著
内容紹介 七三一部隊創設者の石井四郎を筆頭に、大学が送り出したエリート研究者たちは細菌戦と毒ガス戦のためにハルピンで人体実験を行った。戦後も医学界が一様に口を閉ざす中、大学所蔵資料や米軍の記録から、巻きこまれただけではない組織の姿を浮き彫りにする。
要旨 七三一部隊創設者の石井四郎を筆頭に、大学が送り出したエリート研究者たちは細菌戦と毒ガス戦のために中国・ハルピンで人体実験を行った。戦後も医学界が一様に口を閉ざす中、本書は大学所蔵資料や米軍の記録から、巻き込まれただけではない組織の姿を浮き彫りにする。歴史と倫理に向き合う意味を問う。
目次 第1部 楊彦君・譚汝謙著/西里扶甬子監訳『七三一部隊―悪魔の研究所、東洋のアウシュヴィッツ 中国における日本の細菌戦1933‐45』(七三一部隊の創設、拡大、終焉;石井四郎とその信奉者;戦後、被害者家族から聞いた話;人体実験―七三一部隊の医の倫理と医学犯罪;細菌戦;調査、隠蔽、取引;旧跡の保護と七三一部隊罪証陳列館;東のハルビン、西のアウシュヴィッツ);第2部(総力戦体制化と満洲国そして石井部隊;収奪された人体―満洲における医学と戦争;京都大学における戦時下医学研究―科学研究費交付金に見る七三一部隊を含む戦争協力の実相;陸軍軍医学校防疫研究報告から見えてくるもの;七三一部隊からの帰還;今日の医学研究倫理の位置付けと成り立ち―医学研究倫理を日本に真に根付かせるには;今、医の倫理を問う意味;日本軍遺棄化学兵器被害―中国チチハルの被害者実態調査と日中共同の医療支援;なぜ、七三一部隊を振り返るのか―戦後補償問題を通じて;ヤヌス国家イタリア―過去の隠滅と忘却の果てに;京都帝大医学部の人骨収集と体質)
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0391-4   4-8140-0391-9
書誌番号 1113957943

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