川端康成と伊藤整からたどる日本近現代文学史 --
尾形大 /〔著〕   -- 文学通信 -- 2022.3 -- 19cm -- 255p

資料詳細

タイトル 「文壇」は作られた
副書名 川端康成と伊藤整からたどる日本近現代文学史
著者名等 尾形大 /〔著〕  
出版 文学通信 2022.3
大きさ等 19cm 255p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後
個人件名 川端 康成
注記 年譜あり
著者紹介 1978年神奈川県横浜市生。専門は日本の近現代文学。研究対象は伊藤整を中心とする1920~50年代の文学場。博士(文学)。早稲田大学・日本大学大学院を経て、現在山梨大学大学院総合研究部教育学域人間科学系(言語教育講座)准教授。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 明治期以降、ジャーナリズムの発達・拡張にともなって、文学者たちのなかに文壇という〈場〉が共同的に創り上げられていく。川端康成と伊藤整が見据え研究し、距離を測りながらかかわりつづけた文壇という場を起点に描く文学史。
要旨 伊藤が深くかかわっていく文壇の中心には、いつも川端康成がありつづけた。伊藤と川端の文学上の関係性は1930年前後を起点としながら、その後40年近い歳月をかけてゆるやかにかかわり合い、からみ合いながら紡がれていく。彼らが見据え、研究し距離を測りながらかかわりつづけた文壇という場。そこを起点に描く新たな文学史。
目次 文学史と文壇史、そして伊藤と川端 「文壇」は作られた;二人はどのようにデビューしていったのか 文壇への参入と戦略―『感情装飾』と『雪明りの路』の作者たち;文壇に食い込むために 雑誌を創刊する伊藤―『文藝春秋』をモデルとした『文藝レビュー』;西洋のモダニズムはいかに摂取されたか フロイトの精神分析学とジョイス『ユリシーズ』の受容;文学の「正しい道」を模索する 文学史の構築と「心理小説」の発見;文学の伝統を刷新する 拡張される「純文学」概念―「父母への手紙」と「生物祭」;多くを語り得ない社会状況のなかで プロレタリア文学に向き合う―小林多喜二の死から「幽鬼の街」へ;食い扶持を稼ぐ 作家活動の裏事情―大学講師と代作問題;協調か沈黙か 戦争と文壇―戦時下の「私」の行方;戦後にそれぞれが担った役割 文壇の戦争責任と再建―『鳴海仙吉』と『雪国』;法廷の内外で語られた言葉とは 文壇の団結と再出発―チャタレイ事件と『舞姫』;「文壇」の中心へ 日本近代文学館設立からノーベル文学賞受賞へ
ISBN(13)、ISBN 978-4-909658-74-6   4-909658-74-2
書誌番号 1113958521
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113958521

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