一途で烈しい生の探求 -- 近代文学研究叢刊 --
高木伸幸 /著   -- 和泉書院 -- 2022.3 -- 22cm -- 391p

資料詳細

タイトル 井上靖の文学
副書名 一途で烈しい生の探求
シリーズ名 近代文学研究叢刊
著者名等 高木伸幸 /著  
出版 和泉書院 2022.3
大きさ等 22cm 391p
分類 910.268
個人件名 井上 靖
注記 付属資料:正誤表(1枚)
著者紹介 昭和41年埼玉県生。平成12年広島大学大学院文学研究科博士課程後期修了。ラ・サール高等学校教諭などを経て、平成21年別府大学准教授。平成26年別府大学教授(現職)。博士(文学)。井上靖研究会会長。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:井上靖研究史. 「猟銃」論. 「闘牛」論. 『井上靖 未発表初期短篇集』解説. 未発表探偵小説「溟濛の吹雪に」考. 未発表舞踊劇脚本「村はずれ」考. 「流転」成立考. 井上靖文学における大衆性. 「聖者」論. 「四角な船」考. 「星と祭」考. 「天平の甍」考. 「敦煌」論. 「補陀落渡海記」の創造. 「蒼き狼」と井上靖. 井上靖文学における「歴史小説」と「時代小説」. 「風濤」論. 「おろしや国酔夢譚」論. 「本覚坊遺文」論. 「孔子」に描かれた現代. 現代文学史上における井上靖. 国語教育における井上靖文学. 結に代えて. 溟濛の吹雪に. 村はずれ
内容紹介 昭和の文豪・井上靖のほぼすべての代表作を取り上げ、その文学全容の解明を目指す試み。幅広く実証的な作品論とともに、貴重な資料篇(未発表草稿2点、探偵小説「溟濛の吹雪に」・舞踊劇脚本「村はずれ」)も収載する。
要旨 ノーベル文学賞候補にも上り、昭和文学を代表する作家の一人であった井上靖。習作期から最晩年まで井上靖のほぼすべての代表作を取り上げ、その文学全容の解明を目指す。従来の井上靖論には見られない幅広く実証性の高い考察とともに、貴重な資料篇を備え、研究史上に新生面を拓く画期的な一冊である。創作資料と小説本文の実証的な比較検証を重視し、作家の創作方法に迫った作品論を展開。第一章では習作期および文壇登場期の作品、第二章では「氷壁」など代表的な現代小説、第三章では「天平の甍」など主要な歴史小説・時代小説を論ずる。さらに第四章では井上靖が現代作家・宮本輝に与えた影響や、国語教材としての井上靖作品について分析を進め、文学史と国語教育の両面から井上靖文学の位置付けを試みる。未発表草稿2点(探偵小説「溟濛の吹雪に」・舞踊劇脚本「村はずれ」)掲載。
目次 第1章 井上靖文学の出発(文壇登場;習作期における井上靖文学);第2章 現代小説の展開(井上靖文学における大衆性―「氷壁」に描かれた遭難を通して;「聖者」論―イシク・クル湖伝説と現代 ほか);第3章 歴史小説の世界(学術志向と勇敢な生;歴史に託す父子関係 ほか);第4章 井上靖文学の位置(現代文学史上における井上靖―宮本輝へ与えた影響について;国語教育における井上靖文学―詩「出発」授業試案);資料篇 井上靖未発表作品(未発表探偵小説「溟濛の吹雪に」;未発表舞踊劇脚本「村はずれ」)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-1018-7   4-7576-1018-1
書誌番号 1113958829
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113958829

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