マジョリティを問い直す --
兼子歩 /編著, 貴堂嘉之 /編著   -- 彩流社 -- 2022.4 -- 19cm -- 326p

資料詳細

タイトル 「ヘイト」に抗するアメリカ史
副書名 マジョリティを問い直す
著者名等 兼子歩 /編著, 貴堂嘉之 /編著  
出版 彩流社 2022.4
大きさ等 19cm 326p
分類 361.8
件名 社会的差別-アメリカ合衆国-歴史
注記 索引あり
著者紹介 【兼子歩】明治大学政治経済学部准教授。主要著作『自由と解放を求める人びと-アメリカ黒人の闘争と多面的な連携の歴史』彩流社、2021年(共著)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:差別と「逆差別」は同じ差別なのか? 大森一輝著. ともに生き延びるということ 石山徳子著. 黒人奴隷制の歴史を問い直す 貴堂嘉之著. 負けた戦争の記憶 兼子歩著. 記憶の抑圧と歴史の書き換え 坂下史子著. 「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」 南修平著. アジア系ヘイトの歴史と現在 和泉真澄著. 刑罰国家化時代の移民行政 佐原彩子著. 辺境都市から先進都市へ 土田映子著. クオータはなぜ嫌われるのか 南川文里著. ミレニアルズとZ世代 梅﨑透著. 国際人権レジームとアメリカ例外主義 小阪裕城著. アメリカ人権外交の欺瞞 三牧聖子著. 声を上げる理由・耳を傾ける理由 川口悠子著
内容紹介 現代が抱えるマジョリティにとっての「他者」たちからの「脅威」による「被害者」意識の発露としての行動を検証し、自覚されない“特権”と差別意識払拭への可能性、レイシズムと不平等の問題を考える1冊。日本にも通底する差別の構造を照らし出す。
要旨 トランプ大統領の登場によってアメリカのマジョリティの潜在的な“特権的地位”の存在が改めて意識された。本書は歴史的視座を重視して、現代が抱えるマジョリティにとっての「他者」たちからの「脅威」による「被害者」意識の発露としての行動を検証し、自覚されない“特権”と差別意識払拭への可能性、レイシズムと不平等の問題を考える。同時に日本にも通底する差別の構造を照らし出す。
目次 「ヘイト」の構造を歴史的に問い直すために;差別と「逆差別」は同じ差別なのか?―誰が誰をどのような力で抑圧しているのかを見極める;ともに生き延びるということ―不可視化の暴力と先住民族の抵抗;黒人奴隷制の歴史を問い直す―奴隷制と人種資本主義の世界史;負けた戦争の記憶―南北戦争後の南部における「失われた大義」と人種・ジェンダー・階級;記憶の抑圧と歴史の書き換え―タルサ人種虐殺を例に;「ヘイト」の時代の「アメリカ・ファースト」―排外主義への誘惑;アジア系ヘイトの歴史と現在―コロナ黄禍論とアジア系の体験から見るアメリカ社会;刑罰国家化時代の移民行政―「非合法外国人」と「外国人犯罪者」という移民像;辺境都市から先進都市へ―グローバリズム時代のオレゴン州ポートランドとその歴史的背景;;クオータはなぜ嫌われるのか―割当と平等をめぐるアメリカ現代史;ミレニアルズとZ世代―あらたな世代政治の誕生とアメリカ社会;国際人権レジームとアメリカ例外主義―国際人権の歴史のなかのアメリカ、そして日本;アメリカ人権外交の欺瞞―不可視化されてきたアメリカの暴力;声を上げる理由・耳を傾ける理由―被爆者運動と日本社会
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-2826-4   4-7791-2826-9
書誌番号 1113961189

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 361.8 一般書 貸出中 - 2072294621 iLisvirtual