失われた闇と月を求めて --
中野純 /著   -- 笠間書院 -- 2022.4 -- 19cm -- 291p

資料詳細

タイトル 闇で味わう日本文学
副書名 失われた闇と月を求めて
著者名等 中野純 /著  
出版 笠間書院 2022.4
大きさ等 19cm 291p
分類 910.2
件名 日本文学-歴史
注記 文献あり
著者紹介 体験作家、闇歩きガイド。一橋大学社会学部卒。闇をテーマとした文筆活動やナイトハイクの案内の傍ら、夫婦で少女まんがの専門図書館「少女まんが館」を運営。主な著書に『「闇学」入門』(集英社新書)、『闇と暮らす。』(誠文堂新光社)など。東京造形大学非常勤講師。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 夜の小倉山登山、平安時代の肝試し跡地の散策、古の灯り・油火を身近なもので再現…。時に恋人たちの逢瀬や詩情を盛り上げ、時に幽玄味に彩られた怪異・伝承を生み出した「闇」にスポットを当て、作品世界をより深く楽しむ新しいアプローチを紹介する。
要旨 かつて日本の名作には「極上の闇」があった。『源氏物語』、『今昔物語集』、『雪女』、『舞姫』…。時に恋人たちの逢瀬や詩情を盛り上げ、時に幽玄味に彩られた怪異・伝承を生み出した「闇」という物語装置。“闇案内人”である著者が、現代人が失った「極上の闇」の五感を取り戻すべく、実際に物語の舞台となった場所の闇を味わい、闇の視点から書き下ろしたユニークな「日本文学体験案内」。
目次 肝試しの歴史―闇と戦うツワモノたち;光る茸とかぐやの梯子―八月十五夜には月と地球がつながる;冬の屋内で線香花火を囲む―座敷花火と寒手花火;ヒグラシと暮らし、ヨアカシと明かす―万葉の蝉;小倉山と嵯峨野の真っ暗闇を歩く(一)―関西の都は闇放題;小倉山と嵯峨野の真っ暗闇を歩く(二)―夜の鳴き声に心を澄ます;月の飲みかた、捕まえかた―月遊びの世界;雪女は水女―小泉八雲の闇を歩く;望遠部屋とムーンルーム―天の川流域で暮らす;月を直視するなら裏三日月―有明待と今月今夜;無月・雨月も月のうち―大正ロマンと少女の夜;よばいの闇といにしえの透明人間(1)―なぜ夜にやるのか;よばいの闇といにしえの透明人間(2)―松の照明を嗅ぐ;二重の行灯闇の中で―モーモー時から十三夜;昔の街頭は火の鳥だった!―舶来の闇を照らす;おとめの百夜連続単独ナイトハイク―闇富士に恋した娘
ISBN(13)、ISBN 978-4-305-70955-4   4-305-70955-4
書誌番号 1113962319

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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