西田勝 /著   -- 法政大学出版局 -- 2022.5 -- 20cm -- 519,10p

資料詳細

タイトル 「満洲文学」の発掘
著者名等 西田勝 /著  
出版 法政大学出版局 2022.5
大きさ等 20cm 519,10p
分類 910.263
件名 日本文学-歴史-昭和前期 , 中国文学-歴史-民国時代 , 満州
注記 索引あり
著者紹介 1928年、静岡県に生まれる。1953年、東京大学文学部卒業、法政大学文学部教授を経て、〈西田勝・平和研究室〉主宰、植民地文化学会代表理事を務める。2021年7月没。主要著書に『田岡嶺雲論集成』(法政大学出版局)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:「満州国」に夢を紡ぐ. 海を渡ったプロレタリア文学. 「満洲文話会」とは何であったか. プロレタリア詩誌『燕人街』の登場. ある転向文学者の軌跡. 加納三郎の「戦略」. 北尾陽三の場合. 詩人野川隆の到達点. 逮捕寸前の野川隆. 内在的批判者としての秋原勝二. 朝鮮人作家今村栄治の内心の世界. 佐多稲子のハルピン訪問. 小林秀雄 文化工作者として. 「満洲国」文学第二世代作家としての加藤秀造. 「満洲国」における「米英撃滅詩」. ファシストと文学 甘粕正彦の「樋口一葉の日記」. 「郷土文学」論争から大東亜文学者大会まで 梁山丁著. 二人の女性作家-蕭紅と呉瑛 梁山丁著. 雑誌『明明』の回想 疑遅著. 私と文学 陳〓著. 逮捕入獄から解放まで 関沫南著. 大内隆雄と『新京日日新聞』. 『満洲行政』文芸欄を読む. 『満洲経済』文化系記事を読む. 地方文学雑誌としての『大吉林』 ほか1編
要旨 日本の近代は東アジア諸地域の侵略と不可分だった。しかし「満洲国」をはじめ植民地で刊行された書籍や雑誌は歴史のなかで散逸し、研究文献資料はいまだ不完全なものに留まっている。2021年に逝去した著者は、その忘却を埋めるべく植民地文化学会を創設、国内外の作家・研究者との協働のもと、知られざる「満洲文学」の実態を明らかにしてきた。本書は、30年以上をかけたその畢生の仕事である。
目次 1 「満洲国」成立以前(「満洲国」に夢を紡ぐ―藤山一雄の『群像らをこをん』;海を渡ったプロレタリア文学 ほか);2 「満洲国」成立後(ある転向文学者の軌跡―島田和夫から上野市三郎へ;「満洲国」における芸術的抵抗の一例 ほか);3 中国人作家の回想録(「郷土文学」論争から大東亜文学者大会まで(梁山丁);二人の女性作家―蕭紅と呉瑛(梁山丁) ほか);4 「満洲国」のメディア断面(大内隆雄と『新京日日新聞』;『満洲行政』文芸欄を読む ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-46017-3   4-588-46017-X
書誌番号 1113965668

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