「見えすぎる」時代をどう生きるか -- PHP新書 --
與那覇潤 /著   -- PHP研究所 -- 2022.5 -- 18cm -- 222p

資料詳細

タイトル 過剰可視化社会
副書名 「見えすぎる」時代をどう生きるか
シリーズ名 PHP新書
著者名等 與那覇潤 /著  
出版 PHP研究所 2022.5
大きさ等 18cm 222p
分類 304
著者紹介 評論家。1979年神奈川県生まれ。2007年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。当時は歴史学者で、専門は日本近現代史。地方公立大学准教授を経て、17年に病気離職。21年刊行の『平成史』(文藝春秋)を最後に歴史学者の呼称を放棄した。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 人文学の方法論の壁を超えて、価値の「見える化」が過剰に進行するコロナ後の社会を考察し、「すべてが見えてしまう社会」の生き抜き方、「見えない信頼」を取り戻す方法を提言する。
要旨 目に見えないウイルスの感染者数が日々「可視化」されたコロナ禍の後に残ったのは、一人では安心感を得られず、周囲にも疑いの目を向けあう日本人の姿だった。SNSで自らプライバシーを発信し、政治信条や病気・障害までを社会に公開しても、最後は安易なルッキズム(見た目偏重)ばかりが横行する「すべてが見えてしまう社会」を、どう生き抜くのか?歴史学者から評論家に転じた著者が、臨床心理士の東畑開人氏、哲学者/作家の千葉雅也氏、文化人類学者の磯野真穂氏と白熱した議論を交わし、人文学の方法論の壁を超えて「見えない信頼」を取り戻す方法を提言する!
目次 第1章 社会編―日本を壊した2010年代の「視覚偏重」(ベンヤミンが描いた「ルッキズムの近代史」;コロナ危機は「実体なきシミュラークル」だったのか? ほか);第2章 個人編―「視覚依存症」からはこうしてリハビリしよう(キラキラしたダイバーシティの空疎さ;ルッキズムを使った「LGBT擁護」は新しくない ほか);第3章 「見える化」された心と消えない孤独―心理学との対話 東畑開人×與那覇潤(心理学は「平成の勝ち組」で歴史学は「負け組」だった?;歴史にもカウンセリングにも「物語」が不可欠 ほか);第4章 「新たなるノーマル主義」を超克せよ―哲学/文学との対話 千葉雅也×與那覇潤(すべてを「啓蒙」し尽くすことはできない;ファクトよりも先に「品位」を問うべき ほか);第5章 健康な「不可視の信頼」を取り戻すために―人類学との対話 磯野真穂×與那覇潤(「弱者に寄り添う」人文学者はなぜ沈黙したか;科学が進歩しても、人間の根本は変わらない ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-569-85195-2   4-569-85195-9
書誌番号 1113967120

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 4階社会科学 304/ヨ 一般書 貸出中 - 2072389614 iLisvirtual
神奈川 公開 304 一般書 貸出中 - 2072462508 iLisvirtual
公開 304 一般書 貸出中 - 2072571943 iLisvirtual