あたらしいフェミニズム史 --
ヘレン・ルイス /〔著〕, 田中恵理香 /訳   -- みすず書房 -- 2022.5 -- 20cm -- 407,14p

資料詳細

タイトル むずかしい女性が変えてきた
副書名 あたらしいフェミニズム史
著者名等 ヘレン・ルイス /〔著〕, 田中恵理香 /訳  
出版 みすず書房 2022.5
大きさ等 20cm 407,14p
分類 367.1
件名 フェミニズム-歴史 , 女性問題-歴史
注記 原タイトル:DIFFICULT WOMEN
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【ヘレン・ルイス】『アトランティック』誌のジャーナリスト。『ニューステーツマン』誌の元副編集長。『ガーディアン』などで執筆。BBC Radio 4 Week in Westminsterのホスト、News Quizなどラジオ番組のレギュラーパネリスト、The Andrew Marr Showの紙面批評家でもある。オックスフォード大学の2018、2019年度「人文学と女性」(Women in the Humanities)名誉ライティングフェロー。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 女性劣位の状況を変えてきた女性のなかには、危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。そういった歴史の複雑さを、女性だけではなく社会全体の問題としてあぶりだす。社会の不合理や理不尽に立ち向かうための、あたらしいフェミニズム史。
要旨 女性が劣位に置かれている状況を変えてきた女性のなかには、品行方正ではない者がいた。危険な思想に傾く者も、暴力に訴える者さえもいた。たとえばキャロライン・ノートン。19世紀に困難な離婚裁判を戦い抜いて貴重な前例をつくった人物だが、「女性は、生まれながらにして男性に劣る」と考えていた。たとえばサフラジェットたち。女性の参政権獲得に欠かせない存在だったが、放火や爆破などのテロ行為に及ぶこともあった。たとえばマリー・ストープス。避妊の普及に尽力し多産に悩む多くの女性を救った彼女は、優生思想への関心を隠さなかった。しかしだからといって、その功績をなかったことにしてはいけない。逆に功績があるからといって、問題をなかったことにしてはいけない。歴史は、長所も短所もある一人ひとりの人間が、身近な不合理を少しずつ変えることでつくられてきた。「むずかしい女性」たちがつくってきたこうした歴史の複雑さを、イギリス気鋭のジャーナリスト、ヘレン・ルイスが余すことなく本書のなかに描き出す。イギリス女性史と現代社会の出来事とを自在に往還してあぶり出される問題は、女性だけではなく社会全体の問題であることが見えてくる。社会の不合理や理不尽に立ち向かうための、あたらしいフェミニズム史。
目次 序章 語られてこなかった歴史;第1章 離婚;第2章 参政権;第3章 セックス;第4章 スポーツ;第5章 仕事;第6章 安全;第7章 恋愛;第8章 教育;第9章 時間;第10章 中絶;第11章 むずかしい女性でいる権利;エピローグ むずかしい女性のためのマニフェスト
ISBN(13)、ISBN 978-4-622-09088-5   4-622-09088-0
書誌番号 1113968067
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113968067

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