放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ --
永嶺重敏 /著   -- 勉誠社(制作) -- 2022.5 -- 19cm -- 271p

資料詳細

タイトル 歌う民衆と放歌高吟の近代
副書名 放歌民衆から唱歌・軍歌を歌う国民へ
著者名等 永嶺重敏 /著  
出版 勉誠社(制作) 2022.5
大きさ等 19cm 271p
分類 767.04
件名 歌謡-日本-歴史-明治時代 , 犯罪-日本-歴史-明治時代
著者紹介 1955年、鹿児島県生まれ。九州大学文学部卒業。元東京大学図書館職員。主な著書に『読書国民の誕生―明治30年代の活字メディアと読書文化』(日本エディタースクール出版部、2004年)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 万葉時代に若い男女が愛を歌い交わした「歌垣」。日常生活のありふれた行為であるがゆえに、意識されず、記録に残されることの少なかった「放歌」の歴史を、犯罪記録として残った資料、多数の図版とともに丹念に紐解く。
要旨 歌うことが「罪」だった時代―。万葉時代に若い男女が愛を歌い交わした「歌垣」、船唄や木遣り歌などの仕事唄など、古来日本人の生活は歌とともにあった。しかし、明治になり、文明開化の流れの中で、卑猥な歌詞の俗謡、乱酔放歌などの暴行事件などが多発したことにより、放歌―辺りかまわず大声で歌うこと―は野蛮な行為と見なされ、処罰の対象となった。日常生活のありふれた行為であるがゆえに、意識されず、記録に残されることの少なかった「放歌」の歴史を、犯罪記録として残った資料、多数の図版とともに丹念に紐解く。明治の民衆の「歌う文化」を見つめなおす格好の一冊!
目次 「歌う行為」の歴史と「放歌」という視点;第1部 明治の路上放歌と歌う民衆の世界(「路上で歌う行為」が犯罪となった時代―放歌罪の成立過程と展開;路上放歌をめぐる民衆と巡査の市中攻防戦);第2部 生活や労働の中に根付く「歌う文化」(湯屋という放歌空間;仕事唄を歌う明治の労働者―来日西洋人による「歌う民族」の発見);第3部 放歌世界から教育訓練型の歌の世界へ(放歌世界と唱歌・軍歌の導入;学生の放歌高吟文化の形成過程);結び 路上の歌声の変貌―明治から大正へ(デモ行進歌の誕生と展開―政治・社会運動と歌の利用)
ISBN(13)、ISBN 978-4-585-37003-1   4-585-37003-X
書誌番号 1113972611
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113972611

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 767.0 一般書 利用可 - 2072496321 iLisvirtual
港北 公開 Map 767 一般書 利用可 - 2073375552 iLisvirtual