古代ギリシアから現代精神医学へ -- 講談社選書メチエ --
谷川多佳子 /著   -- 講談社 -- 2022.6 -- 19cm -- 213p

資料詳細

タイトル メランコリーの文化史
副書名 古代ギリシアから現代精神医学へ
シリーズ名 講談社選書メチエ
著者名等 谷川多佳子 /著  
出版 講談社 2022.6
大きさ等 19cm 213p
分類 493.76
件名 精神病学
注記 文献あり
著者紹介 1948年、東京都生まれ。パリ第一大学大学博士課程修了(哲学博士)。専攻は近世哲学。筑波大学名誉教授。著書に『デカルト研究――理性の境界と周縁』(岩波書店)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 古代ギリシア以来、メランコリーは芸術・医学・哲学により、狂気・病理・天才など、さまざまな価値と表現を与えられてきた。人類とメランコリーの絡まり合う系譜を辿ることで明かされる、不安と災厄の時代を知的に捉え、生き抜くための歴史絵巻。
要旨 古代ギリシア以来、メランコリーは芸術・医学・哲学により、狂気・病理・天才など、さまざまな価値と表現を与えられてきた。中世キリスト教世界では、鬱は怠惰と同一視され罪となるが、ルネサンスにおいて復権し、創造的知性な幾何学的思考と結びつく。近代に入りデカルトが現れると、メランコリーの病理は心身の相互作用によって説明されるようになった。そして現代、それは不安や抑鬱として治療の対象となり、フロイトやラカンが精神分析によるアプローチを開始する。…人類とメランコリーの絡まり合う系譜を辿ることで明かされる、不安と災厄の時代を知的に捉え、生き抜くための歴史絵巻!
目次 第1章 古代から中世へ(古代の苦悩;病理から気質へ―四体液説;天才の憂鬱―プラトンからアリストテレスへ;医学の中世;土星のメランコリー);第2章 ルネサンスと宗教改革(幾何学の憂鬱;宗教改革;遠近法の誕生;宗教的メランコリー);第3章 近代の始まり(モンテーニュ;デカルト;治療されるメランコリー;バロックの想像力);第4章 現代へ(精神医学と悪魔;精神分析の登場;喪とメランコリー;根源的な喪失)
ISBN(13)、ISBN 978-4-06-528014-0   4-06-528014-1
書誌番号 1113973141
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113973141

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