統計学がつなぐ野外調査と数理の世界 -- 統計スポットライト・シリーズ --
島谷健一郎 /著, 高田壮則 /著   -- 近代科学社 -- 2022.6 -- 21cm -- 140p

資料詳細

タイトル 個体群生態学と行列モデル
副書名 統計学がつなぐ野外調査と数理の世界
シリーズ名 統計スポットライト・シリーズ
著者名等 島谷健一郎 /著, 高田壮則 /著  
出版 近代科学社 2022.6
大きさ等 21cm 140p
分類 468
件名 生態学-データ処理 , 生物測定学-データ処理
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【島谷健一郎】統計数理研究所准教授。1984年京都大学理学部卒業。1992年京都大学大学院理学研究科数理解析専攻満期退学。代々木ゼミナール、大阪外国語大学留学生センターなどの非常勤講師を経て、1995年からミシガン州立大学森林科学科へ大学院留学。2000年統計数理研究所助手。2009年より現職。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 ある鳥類Aの成鳥のメスは、春に平均3個の卵を産む。孵化したヒナはだいたい3年かけて成鳥となり4年目から繁殖を始める。成鳥に至るまでの3年間は毎年60%の死亡率で減っていく。一方、4年目に成鳥になると以降の死亡率は5%に低下し、寿命が尽きるまで数十年間、毎年繁殖を続ける。鳥類Bの成鳥のメスは、春に平均6個の卵を産む。孵化したヒナが成鳥となり繁殖を始めるまでだいたい5年かかる。その間の死亡率は25%だが、6年目に成鳥になると以降の死亡率は75%へ上昇し、数回の繁殖をして天寿を全うする。さて、鳥類AとBを比べると、どちらがより早く増殖あるいは絶滅に向かうのだろうか?鳥類Aを増殖させるには、生まれたヒナや幼鳥の生残率を高めるのと、繁殖している成鳥の生残率を高めるのと、どちらが有効だろう?鳥類Bではどうか?本書では、このような疑問に答えるための最も基本的な統計数理の手法を解説する。(「序」より)
目次 1 シミュレーションで数式を用いる恩恵を知る;2 生物集団の野外調査データと生活史の図式化;3 個体群行列と3つの基本統計量;4 行列要素の推定法1―統計モデルと最尤法;5 環境条件の効果を見る1―感度分析の基礎;6 行列要素の推定法2―ベイズ統計とランダムなサンプル;7 環境条件の効果を見る2―感度分析の発展(生命表反応解析(LTRE解析))
ISBN(13)、ISBN 978-4-7649-0652-5   4-7649-0652-X
書誌番号 1113977855
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113977855

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