幻の軍事経済同盟 --
手塚和彰 /著   -- 彩流社 -- 2022.7 -- 22cm -- 329p

資料詳細

タイトル 日独伊三国同盟の虚構
副書名 幻の軍事経済同盟
著者名等 手塚和彰 /著  
出版 彩流社 2022.7
大きさ等 22cm 329p
分類 319.1034
件名 日本-外国関係-ドイツ-歴史-昭和前期 , 日独伊三国同盟(1940)
注記 文献あり
著者紹介 1941年長野県生まれ。東京大学法学部卒。青山学院大学法学部教授などを経て、国際交流基金ドイツケルン文化会館長(2011~13年)を務める。現在、弁護士。著書に『EU盟主・ドイツの失墜――英国離脱後の欧州を見る鍵』(中公選書)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 実質を伴わないまま成立した軍事・経済相互援助同盟はまったく効果がなかった。ドイツの公開された資料を取り込んで、日独伊三国同盟がまったくの「幻の同盟」であった実態を明らかにするとともに、現代の情報化時代における外交問題に示唆を与える1冊。
要旨 日独それぞれが短絡的な都合のもとに勝手な解釈を繰り返し、実質を伴わないまま成立した軍事・経済相互援助同盟はまったく無駄で、効果がなかった。ヒトラーの意を受けたリッベントロップに誘導された日本の指導者。その同盟を成立させたのは陸軍や一部外交官の独走、それに同調する軍人・官僚・政治家の無責任体制、意思疎通の不足、情報不足と情報の誤り、客観的な情勢判断の欠如から決定的な判断を誤り、戦争に導いたのは政治指導者たちなのだ。これまでの三国同盟に関する研究は、日本の史料に基づくものが多かったが、本書はドイツの公開された最新の資料を取り込んで、まったくの「幻の同盟」であった実態を明らかにするとともに、現代の情報化時代における外交問題に示唆を与える好著。
目次 第1章 ナチスドイツの登場;第2章 日独の接近と日独防共協定;第3章 親英米派と親独派;第4章 ナチスドイツの対日工作;第5章 防共協定の強化;第6章 日独関係の背景―日本側の事情;第7章 反ソから軍事・経済同盟へ;第8章 独ソ関係の実像と日本の対応;第9章 太平洋戦争への道;第10章 日独連携の真実(幻の軍事・経済同盟)
ISBN(13)、ISBN 978-4-7791-2825-7   4-7791-2825-0
書誌番号 1113983312
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113983312

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