名もなき「声」の物語 -- NHK「100分de名著」ブックス --
高橋源一郎 /著   -- NHK出版 -- 2022.7 -- 19cm -- 141p

資料詳細

タイトル 太宰治 斜陽
副書名 名もなき「声」の物語
シリーズ名 NHK「100分de名著」ブックス
著者名等 高橋源一郎 /著  
出版 NHK出版 2022.7
大きさ等 19cm 141p
分類 910.268
件名 斜陽
個人件名 太宰 治
注記 タイトルは奥付・背による.標題紙のタイトル:斜陽
注記 2015年刊の加筆・修正、追加
注記 年譜あり
著者紹介 1951年、広島県生まれ。作家。1981年「さようなら、ギャングたち」で第4回群像新人長篇小説賞を受賞しデビュー。1988年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞、2002年『日本文学盛衰史』で第13回伊藤整文学賞、2012年『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞を受賞。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 爆発的ブームを巻き起こした『斜陽』に描かれる、生きるのが下手な彼らの「声」に、太宰が込めた思いとは何か。彼らが追い求めた「自分の言葉で」「真に人間らしく」生きるとはどういうことなのか。太宰が「どうしても書きたかったこと」に高橋源一郎が迫る。
要旨 「一億玉砕」から「民主主義」へ―。標語は変われど、その本質は何も変わらなかった戦後日本。そんな中、それを言われると世間が困る「声」を持つ人たちがいた。酒におぼれる小説家・上原、既婚者・上原に恋するかず子、麻薬中毒に苦しむ弟・直治。彼らの葛藤とその「声」に、太宰治が込めた思いとは何だったのか。一九四七年に発表された爆発的ブームを巻き起こした『斜陽』に、太宰文学の核心を見る。
目次 第1章 「母」という名の呪縛(太宰治についてのエトセトラ;『斜陽』に関するエトセトラ ほか);第2章 かず子の「革命」(「人間」になる;恋=革命 ほか);第3章 ぼくたちはみんな「だめんず」だ(直治の遺書;上原の呟き);第4章 「太宰治」の中にはすべてが入っている(「更新」し続ける「新しさ」;女たちの「声」 ほか);ブックス特別章 太宰治の十五年戦争(その頃、みんなは;太宰治が選んだ、第四の道)
ISBN(13)、ISBN 978-4-14-081903-6   4-14-081903-0
書誌番号 1113983395

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
金沢 公開 910/タ 一般書 貸出中 - 2072993708 iLisvirtual
都筑 公開 Map 910/タ 一般書 利用可 - 2072950944 iLisvirtual
瀬谷 公開 Map 910/タ 一般書 利用可 - 2072810425 iLisvirtual