中世末から近世前期の文華 -- 平凡社選書 --
石川透 /著   -- 平凡社 -- 2022.7 -- 20cm -- 214p

資料詳細

タイトル 奈良絵本・絵巻
副書名 中世末から近世前期の文華
シリーズ名 平凡社選書
著者名等 石川透 /著  
出版 平凡社 2022.7
大きさ等 20cm 214p
分類 721.2
件名 奈良絵本 , 絵巻
著者紹介 1959年、栃木県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学文学部教授(国文学)。著書に『入門 奈良絵本・絵巻』(思文閣出版)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 17世紀を中心に京都等で作られ、この時代の文化を彩る「奈良絵本・絵巻」は、伝存する絵本、絵巻のほとんどを含むきわめて重要なジャンルである。だれが、どこで、なんのために、絵を描き、文字を書いて作られたのかを基礎から解説していく。
要旨 だれもが見たことがあるのに、その名はあまり知られていない「奈良絵本・絵巻」。絵と言葉で構成されるこの肉筆の絵本や絵巻は、中世末から近世前期にさかんに制作され、大名家に伝わる優品から粗末なつくりのものまで、御伽草子ものはもちろん、伊勢、源氏、百人一首から枕絵まで、広く多様な作品を含む。それは近世後期の浮世絵と同様、この時代を彩るきわめて重要な文化ジャンルなのである。詞書の筆跡の異同に注目する地道な整理などから、だれがその文字を書いたか、だれが絵を描き、どこで作られたか、さまざまなことが次第に明らかになってきた。すると仮名草子最大の作家浅井了意が筆耕として奈良絵本・絵巻の制作に大きくかかわっていたこと、日本どころか世界初(?)の女性絵本作家がこれに従事していたこと、そのほか興味深い事実が数多く分かってきた。その最新の成果も含め、奈良絵本・絵巻の豊かな世界を、この研究を主導してきた著者が基礎から説き起こす、各界待望の一冊。
目次 第1部(近世前期の大物・浅井了意;日本初の女流絵本作家・居初つな;筆耕たちと筆跡からたどる制作時期;制作の現場へ);幕間 奈良絵本・絵巻の値打ちの裏で;第2部(昔話と奈良絵本・絵巻;女たちの物語;古典となら絵本・絵巻)
ISBN(13)、ISBN 978-4-582-84237-1   4-582-84237-2
書誌番号 1113984051
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113984051

所蔵

所蔵は 3 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 Map 721.2 一般書 利用可 - 2072824736 iLisvirtual
公開 Map 721 一般書 利用可 - 2075370906 iLisvirtual
港北 公開 Map 721 一般書 利用可 - 2073048829 iLisvirtual