ローマ支配下エジプトのギリシア人 --
ピーター・パーソンズ /著, 髙橋亮介 /訳   -- 知泉書館 -- 2022.8 -- 20cm -- 486p

資料詳細

タイトル パピルスが語る古代都市
副書名 ローマ支配下エジプトのギリシア人
著者名等 ピーター・パーソンズ /著, 髙橋亮介 /訳  
出版 知泉書館 2022.8
大きさ等 20cm 486p
分類 242.03
件名 エジプト-歴史-古代 , ギリシア人-歴史
注記 原タイトル:CITY OF THE SHARP-NOSED FISH
注記 文献あり 索引あり
注記 布装
内容紹介 ギリシア人の目に映るローマ皇帝、ナイル川の氾濫と農作物の収穫、市場での経済活動、現金と穀物を扱う銀行取引…。オクシリンコス・パピルス解読の第一人者である著者が、大量の出土史料を駆使して、当時の社会と文化を余すことなく描き出す。
要旨 1897年、イギリスのエジプト探検隊は、ナイル中部の失われた古代都市オクシリンコスで、ゴミの山から『トマスによる福音書』が書かれた一葉のパピルス紙を発見した。以後、陸続と発掘されたギリシア語パピルスは、その地の人々が廃棄した古典文学や聖書の断片、そして個人の手紙や実務文書など膨大な生活の記録であった。クレオパトラの死により紀元1世紀にプトレマイオス朝が滅亡した後、エジプトはローマ帝国の属州となったが、支配層をギリシア人が占めるギリシア世界であった。彼らはエジプトに同化しながらギリシア文化を拠り所とし、文字はギリシア語で記すことを決めたのである。本書は、オックスフォード大学で古典ギリシア語教授を務めた、オクシリンコス・パピルス解読の第一人者である著者が、大量の出土史料を駆使して、当時の社会と文化を余すことなく描き出す。ギリシア人の目に映るローマ皇帝、ナイル川の氾濫と農作物の収穫、市場での経済活動、現金と穀物を扱う銀行取引、厳しい徴税や徴発の制度、子供の教育に奔走する親、病気や怪我に際して助けを求めた魔術や医学など、人々の息づかいを伝えるとともに、迫害を受けた初期キリスト教のあり方や、古典作品について古典学の視点から光が当てられる。巻頭カラー口絵と、訳者による各章の懇切な要約も付し、古代世界へと誘う、わが国初登場のパピルス学入門である。
目次 エジプト発掘;ゴミの山;エジプトのギリシア人;「栄光ある、いとも栄光ある都市」;皇帝―支配者にして神;ナイル川;市場;家族と友人;詩人と学者;行政;生き残る;キリスト教と信者たち
ISBN(13)、ISBN 978-4-86285-368-4   4-86285-368-4
書誌番号 1113990603

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