日本史研究叢刊 --
藪本勝治 /著   -- 和泉書院 -- 2022.8 -- 22cm -- 316p

資料詳細

タイトル 『吾妻鏡』の合戦叙述と〈歴史〉構築
シリーズ名 日本史研究叢刊
著者名等 藪本勝治 /著  
出版 和泉書院 2022.8
大きさ等 22cm 316p
分類 210.42
件名 吾妻鏡 , 合戦-歴史-鎌倉時代 , 日本-歴史-鎌倉時代
注記 索引あり
注記 布装
著者紹介 1983年、山口県宇部市生まれ。2006年、神戸大学文学部卒業。2011年、神戸大学人文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学)取得。現在、灘中学校・高等学校教諭。著書『義経記 権威と逸脱の力学』(和泉書院、2015年)。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:『吾妻鏡』と〈歴史〉の構築. 令旨到来. 関東草創. 「貴種流離譚」とは何か. 野木宮合戦. 奥州合戦. 和田合戦. 実朝暗殺. 承久の乱. 承久の乱はいかに語られてきたか. 宝治合戦. 『吾妻鏡』後半の歴史叙述
内容紹介 政治的意図をもって編纂された『吾妻鏡』の記述は、単なる事実の記録ではなく、編纂時点から過去を語り直そうとする歴史叙述として読み直されねばならない。巧妙に織りなされた文脈を読み解き、その構想と方法を明らかにする。
要旨 文学研究の視点から『吾妻鏡』の歴史叙述を読み解く。『吾妻鏡』は、鎌倉時代の東国を活写する稀有な史料であり、また幕府を支えた家々の勲功譚の集合体でもある。しかし、政治的意図をもって編纂された『吾妻鏡』の記述は、単なる事実の記録ではなく、過去を語り直そうとする歴史叙述として読み直されねばならない。どのような構想と方法で幕府の“歴史”を構築しているのか。巧妙に織りなされた文脈を読み解くことにより、合戦叙述を軸に忠臣たちの活躍と神仏の加護を描いて頼朝・泰時・時頼の絶対性を語る、軍記物語としての相貌を明らかにする。
目次 『吾妻鏡』と“歴史”の構築;1 頼朝と忠臣たちの関東草創(令旨到来―冒頭部の構成とレトリック;関東草創―頼朝の貴種流離譚と忠臣たち;「貴種流離譚」とは何か―利己と歓待の文学史;野木宮合戦―北関東支配の起源;奥州合戦―奥州支配の起源);2 北条得宗家による政道継承(和田合戦―実朝と泰時の政道継承;実朝暗殺―『吾妻鏡』の編集方法と成立背景;承久の乱―盟主泰時の誕生;承久の乱はいかに語られてきたか―過去像の変容と更新;宝治合戦―家々の“歴史”の交差点);『吾妻鏡』後半の歴史叙述
ISBN(13)、ISBN 978-4-7576-1043-9   4-7576-1043-2
書誌番号 1113990636
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113990636

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階ヨコハマ資料 Map 神奈川県 210.4 一般書 利用可 館内のみ 2073428397 iLisvirtual
中央 5階人文科学 Map 210.42 一般書 利用可 - 2075718368 iLisvirtual