日本人と異国・自国の形象 --
川添裕 /著   -- 岩波書店 -- 2022.9 -- 20cm -- 363p

資料詳細

タイトル 江戸にラクダがやって来た
副書名 日本人と異国・自国の形象
著者名等 川添裕 /著  
出版 岩波書店 2022.9
大きさ等 20cm 363p
分類 779.4
件名 見世物-歴史 , ラクダ
注記 文献あり
著者紹介 文化史家、日本文化史家。1956年横浜生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業(国際関係専修)。平凡社の編集者を経て、伊勢神宮門前の皇學館大学教授、横浜国立大学教授、同都市科学部長を歴任。現在、横浜国立大学名誉教授。著書に『江戸の見世物』(岩波新書)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:江戸にラクダがやって来た. 舶来動物と見世物. 開国期における異国・自国の形象. 日本人になってみる、日本をやってみる. 横浜が売る「ニッポン」
内容紹介 1921年、2頭のヒトコブラクダがオランダ船で長崎に到着。以後10年余り見世物として全国各地を巡業、一目見たいと人びとは熱狂した。文献・資料を丹念に読み解きながら、ラクダを通した異国形象認識について解き明かす。
要旨 文政四(一八二一)年、二頭のヒトコブラクダ(雄雌番い)がオランダ船で長崎にやって来た。やがて長崎商人を経て興行者の手に渡り、以後十年以上、ラクダは見世物となって全国各地を巡業することとなる。江戸時代の人びとにとって、ラクダとの出会いは衝撃的な事件であり、江戸では空前のロングラン興行となるなど各地で熱狂を呼んだ。その様子はさまざまな随筆や記録に綴られ、絵画資料(浮世絵、摺物、肉筆画、絵本、絵番付、長崎絵)も多数残されている。落語や歌舞伎、戯作、詩歌の題材となり、民間伝承も生まれるなど当時の文化に大きな影響を与えた。人びとはラクダを通して、どのように「異国・異文化・異界」を理解しイメージし、自国文化に投影していったのか―著者は数多くの文献・資料を読み解きながら、日本人の異国・自国の形象認識を丹念に明らかにしていく。表題作ほか長年の研究成果の集大成である。
目次 第1章 江戸にラクダがやって来た(江戸はラクダで大騒ぎ;長崎舶来から江戸に至るまで ほか);第2章 舶来動物と見世物(動物舶来の歴史;舶来動物の見世物 ほか);第3章 開国期における異国・自国の形象(異国船はやって来る;ペリー来航と日米のレプリゼンテーション ほか);第4章 日本人になってみる、日本をやってみる―身体が形象するジャポニスム(日本人になってみる;日本をやってみる―「茶店・茶屋」と「茶屋の娘たち」 ほか);第5章 横浜が売る「ニッポン」―サムライ商会を中心に(サムライ商会の「ニッポン」;野村洋三をめぐる人びと―獅子文六、そして新渡戸稲造と鈴木大拙 ほか)
ISBN(13)、ISBN 978-4-00-022312-6   4-00-022312-7
書誌番号 1113997336

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 3階ヨコハマ資料 Map 横浜一般 779.4 一般書 利用可 - 2073082946 iLisvirtual
中央 3階ヨコハマ資料 Map 横浜一般 779.4 一般書 利用可 館内のみ 2073255468 iLisvirtual
港北 公開 Map 779 一般書 利用可 - 2073255530 iLisvirtual