ただ生きることの歓待の哲学 --
小野文生 /著   -- 東京大学出版会 -- 2022.9 -- 22cm -- 350,30p

資料詳細

タイトル 〈非在〉のエティカ
副書名 ただ生きることの歓待の哲学
著者名等 小野文生 /著  
出版 東京大学出版会 2022.9
大きさ等 22cm 350,30p
分類 114.2
件名 生死
注記 欧文タイトル:L’ethique de la 《non‐existence》.
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 1974年、滋賀県生まれ。同志社大学グローバル地域文化学部教授。教育学・哲学・社会思想史・ユダヤ思想研究を専門とする。名古屋大学教育学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程学修認定退学。京都大学博士(教育学)。同志社大学グローバル地域文化学部准教授等を経て、現職。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 「存在か無か」の図式のかげにとり残されてきた“非在”の居場所をまなざし、「ともにある」ために、哲学にはなにが必要で、なにが可能なのか。アウシュヴィッツ、水俣病、戦争、市民運動、教育、ケアといったフィールドを縦横に行き来しつつ、人間であることの歓びとかなしみを根源的に問う。アーレント、アガンベン、レヴィナス、石牟礼道子、鶴見俊輔らの思索の糸をたぐりよせ、「ただ生きること」の歓待を呼び覚ます倫理と哲学を織りあげる新しい試み。
目次 思考のはじまりの痕跡;第1部 人間的なるものの在り処―“非在”の思想的水脈(コモン・センスとしての応答的理性―アーレントにおけるパトスと人間のもろさをめぐる省察;ただ生きること、あるいは“非在”の歓待―アガンベンにおける「剥き出しの生」をめぐる批判;ホショウ科学時代におけるパテイ・マトス―アガンベンにおける経験と思想と“非の潜勢力”;審問されるコナトゥス、エティカの行方―レヴィナスとアガンベンのスピノザ);第2部 “かなしみの知”と“知のかなしみ”のほとりから―弱さとともに生きること(“非在”のエティカの生起する場所―石牟礼道子とパトスの記憶誌;悲しみの器と煩悩のケア―近づくことの不可能性と遠ざかることの不可能性について;“ひずみの底の未来イメージ”、あるいは弱さの倫理―鶴見俊輔のプラグマティズムと科学技術の政治性;「方法としてのアナキズム」考―鶴見俊輔におけるユートピアとしての漫画的精神;“知のひと”から“受苦するひと”へ―石牟礼道子と鶴見俊輔の出遭いから);“非在”のエティカ―ただ生きることの歓待のために
ISBN(13)、ISBN 978-4-13-051363-0   4-13-051363-X
書誌番号 1113998397
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1113998397

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 1 件です。

所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
中央 5階人文科学 114.2 一般書 貸出中 - 2077222440 iLisvirtual