昭和53年-55年度 --
山田晶 /著   -- 知泉書館 -- 2022.9 -- 22cm -- 357,11p

資料詳細

タイトル 中世哲学講義 第4巻
各巻タイトル 昭和53年-55年度
著者名等 山田晶 /著  
出版 知泉書館 2022.9
大きさ等 22cm 357,11p
分類 132
件名 中世哲学
注記 文献あり 索引あり
著者紹介 【山田晶】大正11年生まれ。昭和19年京都帝国大学文学部哲学科卒業。昭和43年に京都大学文学部教授となる。昭和60年に京都大学を定年退職後、南山大学文学部教授、聖霊短期大学特任教授。平成10年に日本学士院会員。平成20年没。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
要旨 京都大学の学部生に向けた昭和41年から58年(1966‐83)まで18年に及ぶ「中世哲学」の自筆講義録を全5巻に収めた、他に類のない貴重な記録である。講義は明快な語り口とともに、そのつどの関心や研究成果を織り交ぜ、中世哲学の意味や意義、そして歴史的に形成されてきた中世哲学の背景など、多様なヨーロッパ中世への招待となっている。本巻では昭和53‐55年度までの3年間の講義を収載する。初めにロゴスとしての預言者イエスへの問いに始まり、旧約のイザヤの「ことば」を中心に、預言者に託された神の「ことば」としての「ロゴス」を考察する。イスラエルの民がイスラエル王国とユダ王国に分裂して苦難の道を歩む中、時々に発せられる預言者の「ことば」を吟味することにより、旧約世界とユダヤ教の意味が明らかにされる。次にトマスの真理論について、『真理論』(『真理についての討論集』)に即して神を認識主体とする神の認識論を論じつつ、『神学大全』により人間知性の自己認識の多面的な姿を丁寧に紹介する。さらに『真理論』の構成を分析して、トマス認識論の特色や真理の定義の問題を考察する。最後にアウグスティヌス『ソリロクィア』における「真なるもの」の定義を試み、中世認識論の位相を解明する。真理論は著者が長年にわたり関心をもっていたテーマであり、その独自の視点や精密な分析は、学生ばかりでなく研究者にとっても示唆に富むものであろう。
目次 ヨハネ伝の序文(1)―序文にあらわれるロゴス;ヨハネ伝の序文(2)―イエスに帰せられる諸名称の歴史的背景;イエスに帰せられる名称(1)―預言者イエス;イエスに帰せられる名称(2)―プロフェーテースとナービイ;イエスに帰せられる名称(3)―イスラエルの伝統において預言者とよばれる三つのもの;イエスに帰せられる名称(4)―執筆預言者について;預言者における「ことば」の意味(1)―預言者イザヤ;預言者における「ことば」の意味(2)―イザヤの告発の「ことば」;預言者における「ことば」の意味(3)―イザヤ、政治的勧告の「ことば」;預言者における「ことば」の意味(4)―イザヤ、予言としての預言〔ほか〕
ISBN(13)、ISBN 978-4-86285-369-1   4-86285-369-2
書誌番号 1122001643
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122001643

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