叢書・ウニベルシタス --
チャールズ・W・ミルズ /〔著〕, 杉村昌昭 /訳, 松田正貴 /訳   -- 法政大学出版局 -- 2022.10 -- 20cm -- 173,46p

資料詳細

タイトル 人種契約
シリーズ名 叢書・ウニベルシタス
著者名等 チャールズ・W・ミルズ /〔著〕, 杉村昌昭 /訳, 松田正貴 /訳  
出版 法政大学出版局 2022.10
大きさ等 20cm 173,46p
分類 316.8
件名 人種差別
注記 原タイトル:The Racial Contract 原著25周年記念版の翻訳
注記 索引あり
著者紹介 【チャールズ・W・ミルズ】1951年イギリス生まれ。西インド諸島大学で物理学を学んだのち、トロント大学で哲学の博士号を取得。ニューヨーク市立大学大学院センター、ノースウェスタン大学で教授を務める。2021年逝去。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 現代の民主主義国家が自明の前提とする社会契約論は根底にレイシズムをはらんでいる。白人のための政治哲学を書き換え、政治体制の基本構造に埋め込まれた人種差別契約を打ち砕くにはどうすべきか。現代リベラリズムの基本構造に潜むレイシズムを剔出する。
要旨 現代リベラリズムの基本構造に潜むレイシズムを剔出。批判的人種理論の名著、ついに邦訳成る!リッピンコット賞受賞!
目次 第1章 概説(人種契約は政治や道徳、認識論にかかわる。;人種契約は歴史的現実である。;人種契約はひとつの搾取契約であり、ヨーロッパ人によるグローバルな経済支配と白人の国民的人種特権をもたらす。);第2章 詳述(人種契約は場所を文明的なものと野生的なものに区分けすることで空間を規範化(そして人種化)する。;人種契約は人間と隷属人間という区分をもうけて、個人を規範化(そして人種化)する。;人種契約は近代における社会契約を裏書きし、しかもつねに書き換えられる。 ほか);第3章 「人種契約」理論の「自然化された」利点(人種契約は道徳的な白人主体(の大半)がもつ現実的な道徳/政治意識を歴史的に追跡する。;人種契約こそが白人の道徳的/政治的慣習の真の決定要因であり、今後批判されるべき真の道徳的/政治的合意であると非白人たちはこれまでずっと気づいていた。;理論としての人種契約論は、世界の政治的/道徳的現実を解き明かし、規範的な理論を導くという点で、人種なき社会契約よりも優れた説明力をもつ。)
ISBN(13)、ISBN 978-4-588-01150-4   4-588-01150-2
書誌番号 1122002255
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122002255

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