イタリア人が偏愛する日本近現代文学 --
イザベラ・ディオニシオ /著   -- KADOKAWA -- 2022.10 -- 19cm -- 330p

資料詳細

タイトル 女を書けない文豪(オトコ)たち
副書名 イタリア人が偏愛する日本近現代文学
著者名等 イザベラ・ディオニシオ /著  
出版 KADOKAWA 2022.10
大きさ等 19cm 330p
分類 910.26
件名 日本文学-歴史-明治以後 , 文学者-日本-歴史-明治以後 , 恋愛-文学上
注記 文献あり
著者紹介 1980年、イタリア生まれ。ヴェネツィア大学で日本語を学び、2005年に来日。お茶の水女子大学大学院修士課程(比較社会文化学日本語日本文学コース)修了後、現在まで日本でイタリア語・英語翻訳者および翻訳プロジェクトマネージャーとして活躍している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 近代になるとなぜ日本人は急に恋愛下手になってしまったのだろうか?それは“愛”の在り方が変わったから。ロマンスの登場と病的なくらいぐるぐるするオトコの言説を軸に描く、文豪とダメ主人公の日本近代文学入門。
要旨 『舞姫』『こころ』『真珠夫人』etc.ああも女心をわからないのは、なぜ??古典文学ではあんなに巧みだったのに(嘆)。日本文学を偏愛し、恋愛下手も自認する翻訳者が文学史の誇る「最もくどくてどうしようもない男」たちから謎に迫る。未読でも既読でも楽しめる、ロマンスで読み解く日本近現代文学。
目次 第1章 恋に恋してるだけ 泣き止めばケロッとするオトコたち(元カノって、忘れなきゃダメですか―森〓外『舞姫』一八九〇年;ママの呪縛―徳富蘆花『不如帰』一八九九年;妄想こそはオジサンの生きる道―田山花袋『蒲団』一九〇七年);第2部 結局のところ、俺様が主人公 意識高い系の憂鬱に悩むオトコたち(大人のこころの謎解き―夏目漱石『こころ』一九一四年;妖婦は男性によって創られた―谷崎潤一郎『痴人の愛』一九二五年;男性重視はどうにも隠せない―太宰治『ヴィヨンの妻』一九四七年 ほか);第3章 とことんウザいいつまでも諦めないオトコたち(ロマンチック・ラブという「病」―尾崎紅葉『金色夜叉』一八九八年;「新しい女」まで後一歩は本当か?―菊池寛『真珠夫人』一九二〇年;ほんとうに怖い恋愛の話―江戸川乱歩『人でなしの恋』一九二六年)
ISBN(13)、ISBN 978-4-04-112203-7   4-04-112203-1
書誌番号 1122005803

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