エクス・リブリス --
ジーナ・アポストル /著, 藤井光 /訳   -- 白水社 -- 2022.11 -- 20cm -- 339p

資料詳細

タイトル 反乱者
シリーズ名 エクス・リブリス
著者名等 ジーナ・アポストル /著, 藤井光 /訳  
出版 白水社 2022.11
大きさ等 20cm 339p
分類 933.7
注記 原タイトル:INSURRECTO
著者紹介 【ジーナ・アポストル】1963年、フィリピン、マニラ生まれ。フィリピン大学ディリマン校を卒業後、米国のジョンズ・ホプキンス大学大学院で創作を学んだ。1997年のデビュー長篇『ビブリオレプシー』(Bibliolepsy、未訳)は同年の「フィリピン図書賞」を受賞。現在はニューヨークのフィールドストン・スクールで教えている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 フィリピン出身のミステリー作家兼翻訳者マグサリンは、新作小説の案を練り始める。そこへ1件のメールが届く。送信者はその小説の主人公である、映画監督キアラだった…。語りの実験性を駆使した、超絶メタフィクション長篇。
要旨 フィリピン出身のミステリー作家兼翻訳者マグサリンは、訳あってニューヨークから帰郷し、新作小説の案を練り始める。そこへ一件のメールが届く―送信者はなんと、その小説の主人公である映画監督キアラ・ブラージだった。キアラの父親も映画監督であり、1970年代にベトナム戦争中の米軍による虐殺事件を扱った映画をフィリピンで撮影したのち失踪していた。その謎を抱えるキアラは、米軍の虐殺事件が1901年にフィリピン・サマール島のバランギガでも起きていたことを知り、その事件をみずから映画化するためにマグサリンに現地での通訳を願い出たのだ。こうして始まった二人の旅の物語に、キアラが書いた映画の脚本の主人公、1901年当時のサマール島に上陸したアメリカ人の女性写真家カッサンドラ・チェイスの物語が絡み合う。彼女が目撃するのは、米比戦争で駐屯する米軍部隊と服従を強いられる島民という、支配と被支配の構図である。マグサリンはその脚本に、実在の女戦士・フィリピン人のカシアナ・ナシオナレスを登場させる。かくして物語は、アメリカとフィリピンの視点がせめぎ合い、現代の比政権の麻薬戦争も加わって、過去と現在、現実と虚構、支配と被支配が境界を越えて交錯していく…。
ISBN(13)、ISBN 978-4-560-09078-7   4-560-09078-5
書誌番号 1122005826
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122005826

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