古代ギリシアのもう一つの戦場 -- 学術選書 --
木曽明子 /著   -- 京都大学学術出版会 -- 2022.10 -- 19cm -- 295p

資料詳細

タイトル 弁論の世紀
副書名 古代ギリシアのもう一つの戦場
シリーズ名 学術選書
著者名等 木曽明子 /著  
出版 京都大学学術出版会 2022.10
大きさ等 19cm 295p
分類 231.6
件名 ギリシア-歴史-古代
注記 文献あり 年表あり 索引あり
著者紹介 大阪大学名誉教授。1936年満州生まれ。1967年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。大阪大学教授、北見工業大学教授を経て2002年退職。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 訴訟中毒といわれた古典期アテナイにおいて、法廷弁論で勝利を収めることは生きるための必須条件であった。現存する私訴弁論を題材に、当時の市井の人々の生きざまを紹介し、社会の縮図といわれた法廷での抗争と時代の推移とを活写した1冊。
要旨 訴訟中毒といわれた古典期アテナイにおいて、法廷弁論で勝利を収めることは生きるための必須条件であった。前半では現存する私訴弁論を題材に、当時の市井の人々の生きざまを紹介する。後半では当時の有数の弁論家デモステネス、アイスキネスが、北より迫り来るマケドニアの脅威の前に反マケドニア・親マケドニアを代表し、弁論の火花を散らす。社会の縮図といわれた法廷での抗争と時代の推移とを、ときに軽妙な筆致で活写する。
目次 序章 アテナイの民主政―成熟の時;第1章 「立替分を返せ!」(『ポリュクレスへの抗弁』)―アテナイ海軍の台所は火の車;第2章 「言いくるめられてたまるか」(『ラクリトスへの抗弁』)―甦る海上交易ネットワーク;第3章 「出稼ぎに行ってる間に…」(『パンタイネトスへの抗弁』)―国富の源泉、ラウレイオン銀山;第4章 「なんで私が?」(『エウブリデスへの抗弁』)―ポリス・アテナイの市民;第5章 マケドニアとの和議―「ピロクラテスの講和」;第6章 マケドニアの走狗を許すな―法廷闘争、敗退、再開;第7章 カイロネイアの戦い―ギリシアの自由の終焉;第8章 なお落日の余光きらめく;終章 ポリス・アテナイの過去・現在・未来
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0433-1   4-8140-0433-8
書誌番号 1122006246

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 別置 請求記号 資料区分 状態 取扱 資料コード
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山内 公開 Map 231 一般書 利用可 - 2073423492 iLisvirtual