両大戦間期ドイツ児童文学の世界 --
佐藤文彦 /著   -- 晃洋書房 -- 2022.12 -- 22cm -- 264,6p

資料詳細

タイトル 聖家族の終焉とおじさんの逆襲
副書名 両大戦間期ドイツ児童文学の世界
著者名等 佐藤文彦 /著  
出版 晃洋書房 2022.12
大きさ等 22cm 264,6p
分類 909.3
件名 児童文学-ドイツ-歴史-20世紀
注記 欧文タイトル:Das Ende der Heiligen Familie und der Gegenangriff des Onkels
注記 索引あり
著者紹介 1973年和歌山県生まれ。2005年インスブルック大学大学院博士課程修了(Dr.phil.)。現在、金沢大学国際基幹教育院准教授。専門分野は近現代ドイツ・オーストリア文学。著作に『文学海を渡る――〈越境と変容〉の新展開』(共著、三弥井書店)などがある。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容紹介 両大戦間期のドイツ児童文学では、大都市に暮らす子どもを主人公に、新たな家族像などが模索された。父なき家庭で子どもに寄り添ったのは、自由で風来坊なおじさんだった。ナチスが台頭するなか、おじさんが提示した生き方を、作品・作家とともに検討する。
要旨 両大戦間期のドイツ児童文学では、大都市に暮らす子どもを主人公に、近代市民家族モデルに代わる新たな家族像やジェンダー観が模索されるようになる。父なき家庭で子どもに寄り添ったのは、自由で風来坊なおじさんだった。ナチスが台頭しつつある時代に、おじさんが提示したオルタナティブな生き方とは。本書では、これまで紹介されてこなかった多数の作品・作家とともに検討する。
目次 両大戦間期とおじさんをめぐる研究前史;第1部 おじさん文学論(おじさん文学論に向けて;旅するおじさんの文学;旅するおじさん文学として読むケストナー『五月三五日』;プロレタリア児童文学に見る父殺しとおじさんの交換;父なき家庭の母娘あるいはおばさん文学の(不)可能性);第2部 聖家族から遠く離れて(季節はずれのクリスマス―一九三三年ドイツのふたつのクリスマス児童文学;ベルリンを移動する子どもたち;ロマの子との接点;父の世界を継ぐ娘―ナチス少女文学が生まれる時);ヒトラーユーゲントに至る病とおじさんの効能
ISBN(13)、ISBN 978-4-7710-3654-3   4-7710-3654-3
書誌番号 1122017395

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