アジア家族の変容 --
小浜正子 /編, 落合恵美子 /編   -- 京都大学学術出版会 -- 2022.12 -- 21cm -- 379p

資料詳細

タイトル 東アジアは「儒教社会」か?
副書名 アジア家族の変容
著者名等 小浜正子 /編, 落合恵美子 /編  
出版 京都大学学術出版会 2022.12
大きさ等 21cm 379p
分類 361.63
件名 家族-アジア(東部) , 家族-ベトナム , 儒学-アジア(東部) , 儒学-ベトナム
注記 索引あり
著者紹介 【小浜正子】日本大学文理学部教授。(公財)東洋文庫研究員。お茶の水女子大学人間文化研究科博士課程単位取得退学、博士(人文科学)。専門は中国近現代史、中国ジェンダー史。鳴門教育大学助教授を経て現職。主な著書に、『一人っ子政策と中国社会』(京都大学学術出版会、2020年)など。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
内容 内容:東アジアの家族主義を歴史化する 小浜正子著. 家にかかわる儒教の教義について 小島毅著. 儒教の「普及」と近世中国社会 佐々木愛著. 朝鮮の親族制度に対する儒教の影響 マルティナ・ドイヒラー著 岩坂彰訳. 近世日本の刑法と武士道儒教 牧田勲著. 儒教思想の日本的受容と職分観念 吉田ゆり子著. 姓の継承・創設 武井基晃著. 「儒教」の重層、「近世」の重層 桃木至朗著. 東アジアの養子縁組文書の比較 官文娜著. 日本の民俗慣行と儒教 森本一彦著. 朝鮮大家族論を再考する 鄭智泳著 姜民護訳. 娘たちがつくった祠堂 加藤敦典著. 娘たちの反乱 文玉杓著 伊藤理子訳. 墓のない故郷へ 王小林著. 親族構造・文明化・近代化 落合恵美子著
内容紹介 本当に東アジアとは「儒教社会」なのか?近世から近代の、制度、法、家族、実践に鋭く焦点を当て、中国や日本、朝鮮などの、多様な家族主義とジェンダー構造、その変容に迫ることで、再構築と脱再構築を繰り返してきた儒教と私たちの家族の未来を展望する。
要旨 「儒教資本主義」「儒教主義的福祉国家」―西洋中心主義への対抗として個人主義(自由主義)に対する家族主義の見直しとして、いま「儒教」が注目されている。しかし、そもそも儒教が説くとされる家族主義とは何なのか?本当に東アジアとは「儒教社会」なのか?東アジアが大きく変動した近世から近代の、制度、法、家族、実践に鋭く焦点を当て中国、日本、朝鮮、台湾、琉球そしてベトナムの多様な「家族主義」とジェンダー構造、その変容に迫ることで再構築と脱構築を繰り返してきた「儒教」と私たちの「家族」の未来を展望する。
目次 東アジアの家族主義を歴史化する;第1部 多様な儒教化―東アジアの近世(家にかかわる儒教の教義について;儒教の「普及」と近世中国社会―家族倫理と家礼の変容;朝鮮の親族制度に対する儒教の影響―マルティナ・ドイヒラーによる再考察;近世日本の刑法と武士道儒教―忠孝を中心に;儒教思想の日本的受容と職分観念―性別役割に注目して ほか);第2部 脱/再構築される儒教―近現代アジアの家族の変容(日本の民族慣行と儒教―支配・村・家の変化;朝鮮大家族論を再考する―朝鮮時代における戸の構成と家長権を通じた考察;娘たちがつくった祠堂―現代ベトナム村落における儒教と逸脱;娘たちの反乱―現代韓国社会における女性と宗中財産;墓のない故郷へ―現代中国における「家」の機能);親族構造・文明化・近代化―世界的視野における「儒教社会」
ISBN(13)、ISBN 978-4-8140-0455-3   4-8140-0455-9
書誌番号 1122017648
URL https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/switch-detail.do?bibid=1122017648

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